赤沼 薫(あかぬま かおる)/トビラプロジェクト学生紹介
2020.01.14 01:59
初めまして。
まきどき村のトビラプロジェクトでまきどき村にお邪魔している、かおるです。新潟大学の工学部の2年生です。
私はもともとトビラプロジェクトとは別の、夏休みに一か月地域に住むプロジェクトをやりたかったのですが、夏休みがなんとなく忙しく断念。でも、田舎に行っておばあちゃんと仲良くなりたい!という気持ちが捨てきれず、トビラプロジェクトに参加しました。まきどき村は農業をやっているということで、昔からじいちゃん家で農業を手伝っていたのでソワソワしながらまきどき村に行くことにしました。
ここで、自分で感じたまきどき村について少し。
なかなかにない空間だと思います。
というのも、まきどき村に行ったことのある人はわかる人もいるかと思いますが、とても雰囲気が独特。何もしなくてもいいし、作業に没頭するでもいいし、作業を傍観するでもいいし、ただひたすらお話しても構わない。誰かが必ずしも同じことをしなくてもいいし、同じことをしてもいい。家のようでいて、でも集まっている人は他人同士。
プロジェクトを始めて、まきどき村に来だしたとき、この空間はなんだろうとずっと思っていました。私はそこそこに忙しい団体に所属していて、自分の性分的に何かしなきゃと、自分の役割を見つけては行動することを繰り返していたがために、余計にまきどき村が不思議な空間だったんです。なぜなら、あの場所はいるだけで肯定してもらえるから。確かに、自分が所属しているところもいるだけで肯定してもらえますが、色々あるわけで。でもまきどき村だと、他人に好かれようとか思って行動しなくてもいいし、何も考えなくていい時間が存在する。私にとってまきどき村は、居心地の悪い場所であり、居心地のいい場所でした。