木製ドアのメンテナンス

先日、樹木希林さんが出演している映画「日日是好日」を観ました。裏千家の茶道のお稽古の様子がわかるのですが、炉からお湯を汲み出し、注ぐ時の音の心地よさ、棗を袱紗（ふくさ）で拭きあげる所作の美しさ、季節ごとに風情をあしらったお茶菓子たち。とても綺麗な映画でした。昔は一期一会といって、今日会えた人と今度いつ会えるか分からない時代ですし、その出会いに感謝して丁寧にお茶をお出ししていたんでしょうね。

主演の黒木華ちゃんも凛として素敵でした。好きな女優さんです。

さて、先日の事ですが、木製の玄関ドアに雨染みが少し目立ってきていると言う事で、メンテナンスをしてもらいました。

150番のペーパーで表面を擦り、汚れを取り除いた後、外装用の塗料で塗り直し。

こうしてメンテナンスする事で、永く気持ちよく使う事ができます。化粧シート仕上げのドアはこうしたメンテナンスは不要ですが、本物の木を使ったドアは風合いや存在感が違いますね。

正味1時間位の作業で、ずっと見ていたのですが、外にいると身体がドンドン冷えてきて凍えました。それにも負けず職人さん達がこうして寒空の下でお仕事してくれてありがたいです。