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マヤ

『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(新生⑥)

2020.01.14 08:26

「え~ん💦マーマぁ…」




「どしたの?乃愛…怖い夢でも見た?」




子供部屋に入ってすぐに隆二は、ベッドでうつ伏せになっている乃愛を抱き上げた。




「るーたん…ヒック…マーマいつ帰るの?」




「乃愛…」




泣きじゃくっている乃愛を強く抱きしめる。




隆二の目元にも涙が溢れ出した。




「寂しいね、乃愛」




「…るーたんも、泣いてるのね」




「ん…」




「少しの間でもママの代わりになれたらって思ってたけど…」




「俺じゃあ乃愛の癒しにはなれないね…」




「いやし?」




「癒しだよ」




「疲れた時や悲しい時に、その人がそばにいれば少しでも笑顔になれる存在…」




「ほら、涙を拭いて」




隆二はパーカーの袖口で、乃愛の涙を拭った。




「…るーたんも拭いたげる」




乃愛も自分のパジャマの袖で、隆二の涙を拭いた。




「ありがと」




「どうしたらいつもみたく元気になれるんだろね…」




「あのね」




「ん?」




乃愛は隆二の腕の中から少し伸びをして、小さな両手を自分の口元に添えた。




隆二の耳元で囁くように告げる。




「るーたんが、乃愛のお婿さんになってくれたら、乃愛、元気になれるよ」




「乃愛…」





つづく