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青沼愛 フルート&アレクサンダーテクニーク

わたしの体の休ませかた

2020.01.15 02:36

年明け早々、なんと骨折をしました。


生活にそこまで支障はなくとも、じんわりずっと痛い。


もともとほぼ無かった瞬発力は0になり、息子にも「あいさん早くー!」と、日常のいろんな場面で言われる始末です。

(息子にはなぜかいつも名前で呼ばれています)



体のどこかに痛みがあると、つい体を強張らせがち。


私の場合、肋骨なので呼吸も浅くなりやすい、くしゃみや咳も控えめに、

そして何より、笑うと痛い!


そしてそして、フルートの演奏も地味に辛い。

本番の予定が近くになくて本当によかった。。



ちなみに、アレクサンダーテクニークのレッスン中は、痛みがほぼないので通常営業です。

自分の使い方を、普段よりもひたすら考えているから、むしろ調子が良い。




ふと気付くと、最近周りでも仕事柄、腕を痛めたり、首を痛めたり、という方がちらほらいらっしゃいます。


お菓子やパンを作る方、ハンドメイド作品を作る方が多い気が…。



その道の職人さんとして働いている方からしたら、

体が痛くて仕事ができない、というのは

身体的にはもちろん、気持ちの面でもとても辛いのではないかと、

今回、自分が怪我をしてみて改めて思いました。



「どのように考え、体を使うか」

というレッスンを日々行なっていますが、

最近は「どのように考え、体を休ませるか」

ということに思考を巡らせています。




体を使う=積極的

体を休ませる=ちょっと消極的

なイメージ?

が、昔の私にはあったのですが…


「積極的に体を休ませる方法」を知ると、

諸々の痛みや疲れが少しだけふわっと緩む気がします。



一言に「疲れている」と言っても、

心が疲れているのか、体が疲れているのか、

はたまた両方?

 


気持ちが疲れている時は、

好きなことにとことん集中して楽しんだり

いい空気の場所でぼーっとしてみたり

美味しいものをいただいたり


体が疲れている時は

整体やマッサージに行ったり

好きなだけ眠ったり


何かしらそれぞれの方法はあると思います。



心と体は繋がっているので、心が癒されたら体も元気になるということもよくある事だと思います。


逆もあり、体が楽になると心もリラックスできる、やる気が湧いてくるということも。



心も体も

頑張ることや力を入れることって、ある意味やりやすく、

ほどほどで止めること、休むことってなかなか難しいと感じます。




アレクサンダーテクニークのレッスンでは、「ライダウン」という横になって行うワークがあります。



私は声かけをしながら、手や足を少し動かしたりするのですが、

生徒さんも一緒に体の大きさや繋がり、動き、呼吸などを考えていきます。



本来の自分の腕や足の長さ、背中の広さ、胴体の立体感、頭の重さ、首の感じ…


そういったものを考え、五感を使い、ニュートラルな自分の状態を体験するワークです。

整体師さん曰く、整体でいう「0ポジション」とも似ているとのことでした。



疲れているとき、

そんなにがんばらなくても大丈夫

と、いつの間にかがんばり続けている自分の体に気付き、意識的に休めてあげること。




仕事、育児、家事、突然の怪我や体調不良、ストレスのない生活を送ることはおそらく不可能なので、


その原因を取り除くのではなく、

自分の反応を変えることができること


を、今後もっと深め、いろいろな方にお伝えできたらなぁと思う毎日です。