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マヤ

『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(新生⑦)

2020.01.15 03:44

いつもなら、隆二はきっとこう答えるだろう。




「俺には臣がいるから…乃愛、ごめんね」




だが、今は…




最愛の母と離れ、悲しみの底にいるこの少女に、それを告げるのは酷だと思った。




かと言って、隆二の性格だ。




相手が4歳の少女だとはいえ、いい加減なことは言えない。




「るーたん、困ってる?」




すぐ近くで目にいっぱい涙をためた乃愛が見つめている。




「乃愛…」




「夢でいいの」




「そだね」




「夢の中なら…」




「じゃあ手ぇ繋いで一緒に寝よっか」




「いいの?嬉しいな」




岩田家から運び入れた、乃愛専用のフリルがいっぱいついた布団の中に、二人一緒に潜り込んだ。




隆二は乃愛の小さな頭を腕に乗せた。




「るーたん、あったかくていい匂い…」




隆二に包まれて次第に乃愛の涙も乾き、安らかな寝息をたて始めた。




ワインのせいもあり、隆二も吸い込まれるようにそのまま眠りに落ちた。




つづく