《冬WS》親子で宝谷かぶを味わおう「在来作物で味覚のレッスン」【要申込み】
「よみがえりのレシピ」の渡邊智史監督作品の短編ドキュメンタリー映像『在来作物で味覚のレッスン』。
食べることは単なる消費ではなく、食べることが「地域の食文化や環境を守ることにつながる」という意識を子ども達に伝えるために制作され、レシピ集の載ったパンフレットの配布とともに、これまで料理教室を開催してきました。今回は、宝谷地区の在来作物である『宝谷かぶ』に焦点を当て、『在来作物で味覚のレッスン』を開催します。
講師は、農的暮らし研究所 主宰 こまつかおるさん。
持続可能な農を中心とした生き方を元に、郷土料理のワークショップなどを展開されてきたかおるさんは、「在来作物で味覚のレッスン」のパンフレット制作にも関わられています。
「子供の味覚は10歳までに決まる」といわれています。子供時代に育まれた味覚が、その後の食習慣や嗜好を方向づけるのです。 この映像には山形のさまざまな在来作物(ざいらいさくもつ ※注1)が登場し、実際に子供達が調理して味わいながら地域の食文化を学ぶ姿や、在来作物を生で食べ比べたり、郷土料理として味わう中で、味覚の五味、甘い、塩っぱい、酸っぱい、苦い、うま味を上手に学ぶことが出来る様子がが描かれています。
一時は途絶えかけた宝谷地区(櫛引)の在来作物『宝谷かぶ』。
かつては、宝谷地区にあるほとんどの家庭で栽培され、冬の間の食糧として重宝していました。時代が流れるにつれ、大量生産化、後継者不足などで衰退し、今では、昔ながらの焼畑農法で栽培されている方はわずかとなってしまい、残念ながら、なかなか食べる機会も少ないような状況です。
このかぶを、スライスして生で、すりおろして、干したものを郷土料理として…じっくり味わってみる。また、味覚の五味、甘い、塩っぱい、酸っぱい、苦い、うま味を親子で味わいながら、「食」について、「地域の食文化」について語り合う時間を過ごしてみませんか?
親子でのご参加はもちろん、本企画にご興味ある方は大人のご参加も可能です。ぜひご参加ください。
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〜主催者からヒトコト〜
種は、一度途絶えてしまうともう2度とそれを見ることはできない。そこでおしまいです。私は、種を繋いでいくということがもっと注目されてもいいと思っていますが、そんなお堅いことよりも、実際に種を繋いできた丑之助さんは、おいしいと言って食べてくれるなら残していく意味があるとおっしゃって、途絶えそうになってもなんとか続けてきたそうです。でも、残念ながら、今は食べていただける機会が大変少ないです。わずかではありますが、その機会となればという想いで企画しました。大量生産の時代は、なんでも効率化で早ければいいとスピードが重視されました。おかげで、便利になった部分もあるし、必要なものは何でも揃う豊な時代になりました。そこから今は、じっくりと味わい、深め、本当に大切なものを、大切にしていく時代になっていると感じています。食べることは、生きること。それは、自分の食べたものが、自分のからだを作ることでもあり、在来作物を残していくということにも繋がります。感覚を研ぎ澄まして味わうことで、今まで気付かなかった何かに気付くきっかけになったらいいなと思っています。
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《冬WS》親子で宝谷かぶを味わおう「在来作物で味覚のレッスン」【要申込み】
<日時>2020/2/9 Sun 13:00〜15:00
<場所>こしゃってマルシェ広場(山形県鶴岡市三千刈字藤掛1番地)
生涯学習センター内 2F畳のお部屋
<内容>宝谷かぶのお話 / 短編映像『在来作物で味覚のレッスン』(25分)上映 / 農的暮らし研究所 こまつかおるさんのお話 / 五味と宝谷かぶを味わう試食会
<講師>農的暮らし研究所 主宰 こまつかおる
<参加料>お一人500円(1組に1冊パンフレット付き)
<対象>親子、大人のみの参加も可
<持ち物>エプロン、髪をまとめるもの(髪の長い方)、タオルかハンカチ 、飲み物(水筒orペットボトル)
<主催>宝谷地区・地域おこし協力隊 小玉恵美子
<協力>鶴岡市宝谷地区
<申込み方法>
以下の申込みフォームからお申し込みください。2/2(日)締切。申込多数の場合は、定員に達しましたら締め切らせていただきます。
【お申込みフォームはこちら↓】
https://docs.google.com/forms/d/19RtN_cTJyJDpRGTwfZH7hZl7_YtXzR-55f0l9QGi4co/edit
※食材の準備の関係で、直前のキャンセルはお控えください。直前のキャンセルの場合は食材費をお支払いいただくことがありますのでご了承ください。
【短編ドキュメンタリー映像『在来作物で味覚のレッスン』予告編はこちら↓】
https://idehado.wixsite.com/mikaku-lessons/video
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こしゃってマルシェ冬
<日時>2020/2/9 Sun 10:00〜15:00
<会場>こしゃってマルシェ広場(住所:山形県鶴岡市三千刈字藤掛1番地)
※冬季は屋内2会場にて開催。
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農的暮らし研究所 主宰 こまつかおる プロフィール
農的暮らし研究所は、2012年より山形県庄内地方で農を中心とした50年前の暮らしの良いところを気軽に今の暮らしの中へ取り入れる提案と参加者同士の顔が見える小さな教室を開催。持続可能な農を中心とした生き方を元に、ワークショップ(郷土料理・暮らしのクラフト・エネルギー・民芸品etc)・雑誌等のレシピ制作を展開。【こまつかおる】と【こまつひろゆき】で活動中。