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マヤ

『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(新生⑧)

2020.01.16 04:22

「隆二さん?」




廉は数分前から子供部屋のドアをノックしているが、中から反応はない。




「隆二さん、開けますよ」




少しだが酒も飲んでるし、ベッドサイドでうたた寝でもしてたら…




廉は心配になって扉を開けた。




中の灯りはついたままで、淡いピンクの布団に包まれた二人の姿が目に入った。




隆二に腕枕されて、乃愛は幸せそうに眠っている。




「セラピー成功ですか…」




廉はベッドのそばまで行き、顔を寄せて眠る二人を見た。




「乃愛ちゃん…羨ましいなぁ」




親子ほど年の差がある二人だが、岩田家に出入りするようになってから、乃愛の隆二に対する想いは、大人の女性のものと変わらないことを感じた。




毎日、耳にタコができるくらい聞かされた隆二への想い。




いつからだろう。




乃愛の恋心が自分に伝染(うつ)ったのは?




伝染(うつ)る…




例えは間違ってるけど、まるで熱病のようにカラダが熱くなり、隆二の夢まで見るようになった。




相手は男性で、どこがそんなにいいのか、聞かれたとしてもハッキリとした答えはない。




でも…




例えばこの唇。




厚過ぎず薄過ぎず、丁度いい厚みだ。




ずっと眺めていると、キスしたいという衝動に駆られる。




キス…




廉はベッドサイドに膝まづいた。




「う…ん…」




頃よく隆二がこちらへ寝返りを打った。





ゆっくりと吸い寄せられるように、隆二の唇に迫った。





つづく