日本の魅力を世界へ発信するアメリカ人 / ディオンテ・デュース・グリッグス
プロフィール
名前:Deontae Deuce Griggs / ディオンテ デュース グリッグス
国籍:アメリカ(シカゴ)
使用言語:英語、日本語
日本在住年:約6年(2020年1月現在)
まずは簡単に今日本で何をしているか教えてください
一般財団法人 関西観光本部で、ソーシャルメディアやデジタルのマーケティングをしています。
他にも、大阪駅近くのハービスプラザにあるXEX WESTというルーフトップレストランで、毎年数回開催されるARAZOLLAというパーティのプロモーションも行っています。
日本に来た経緯を教えてください
元々日本の文化に興味があり、大学の時にアメリカのウィスコンシン大学で、国際関係と日本文化について勉強をしていました。
初めて日本に来たのは、2011年の東日本大震災が起こった後で、福島県に被災地ボランティアの一環として来ました。
その時、感動して日本により一層興味を持ち、アメリカに一度帰った後にもう一度日本に戻ってきて、2014年に本格的に住み始めました。
長崎県に6ヶ月、兵庫県姫路市に3年、京都に1年、そして大阪に1年住んで今に至ります。
長崎県では、ウィスコンシン大学との交換留学で大学に行き、引き続き国際関係と日本文化について勉強しました。
姫路では英語の先生を3年間して、京都に移ってからは、モデルの仕事をしたり、シェアハウスのマネージャーをしたり、様々なパーティのプロモーションもしてきました。
2018年より、関西観光本部で働き始め、日本全国を旅しながらその土地の魅力を全世界に発信しています。
2019年には、TEDx Talksに出演し、スピーチをしました。
ご自身の強みは何ですか?
・コミュニケーション能力
・人と人を繋げる力
・プレゼンテーション
・人の強みを見つけること
・インスタやYouTubeでの発信力
などが自分の強みです。
趣味などはありますか?
普段、仕事であらゆる場所に旅行してるので、休みの日は逆に家でいることの方が多いです。
読書をしたり、音楽を聞いたり、TVを見たりしてますね。
日本での暮らしはどうですか?
日本で暮らしていて、個人的に今の環境にとても恵まれているなと思います。
仕事で旅行に行けたり、良いパーティーに無料で入れたり、政府の人たちと一緒に働けたり、インスタグラムやYoutubeを通して日本に興味のある世界中の人たちと繋がることができたりと、日本を満喫しています。
逆に、不便だと感じる点もあって、英語の表記がない場所が多かったり、市役所などに行く時は、外国人というだけでパスポートやハンコを持っていかないと行けなかったりと、面倒臭いことが多いと感じます。
よく行くお気に入りのお店や場所はありますか?
千日前にあるお好み焼き屋さんがとても美味しくてお気に入りです。
お店の名前は言いません。みんなに知られたくないほど美味しいから。笑
お気に入りの場所は多すぎて選べません。
各都道府県に1つはお気に入りの場所があります。
自然を満喫したい時は徳島に行き、ビーチに行きたい時は和歌山、温泉に行きたい時は城崎温泉と、何をしたいかによってはお気に入りの場所はいっぱい出てきます。
日本人について何か感じることはありますか?
日本人と一括りにしても、その人によって全く違うので一概には言えませんが、大まかに見ると、まずアメリカ人と日本人では話し方やコミュニケーションの取り方が違うなと感じます。
アメリカ人は日本人に比べると、言いたいことや自分の感情を直接相手に伝える傾向があります。
それに対して日本人は、ハーモニーを大事にするので、ストレートに物事を伝えることが苦手な気がします。
最後にDeuceさんの今後について教えてください
今は自分の人生における次のステップを考えてるところです。
どこか旅にでるのもよし、別の国に行くのもよし、日本で会社を建てるのも良いなーと思いながら、色々と考えています。
TEDx Talksで登壇した際に話したように、将来的には自分が育った地元の若い黒人に対して教育もしたいと思っています。
ーありがとうございました。
福島県にボランティアで来たのがきっかけで本格的に日本に住み始めて6年、今となっては日本での生活やその魅力を世界に発信しているDeuceさん。
関西観光本部でマーケティングを担当するだけでなく、他のスキルをもった外国人の仲間にもその人に合った仕事を依頼したりしていて、自身の強みでも言っていたように人と人を繋ぐ力に長けているなと感じました。
そんなDeuceさんにお仕事のご依頼がある方は、I.T.Mまでお問い合わせください。