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インテリアとしての役割を担う天板素材

2020.01.30 03:00

キッチンの天板は手で触れる機会が多く、常に目に入る部位でもある。気に入った天板を選んでもらい、キッチンだけでなく、ダイニング&リビング空間もトータルでコーディネートしよう。


天板の素材 ポイントはこれ!

◆二大主流は「ステンレス」と「人工大理石」

ステンレスは、耐水性・耐熱性に優れ、昔からキッチン素材として使われている。人工大理石は、耐久性の優れた品質が増え、色柄の美しさにより人気が高い。ステンレスと人工大理石は、天板素材の主流で、品揃えも豊富で選びやすい。


◆インテリア性も考慮して好みにあうものを探す

オープンスタイルのキッチンでは、インテリアの視点での天板選びがさらに重要になる。リビングの雰囲気との調和や家具のテイストとのバランスなどを考える。


◆素材による価格の違いを理解して選ぶ

天板の価格は、人造石>人工大理石>ステンレス>メラミンというのが一般的な目安。ただし、同じ素材でも材質の差が価格差となり、この順番通りとは言い切れない。たとえば、人工大理石は木質ボードと人工大理石の厚みの比率の違いなどで、品質および価格に開きがある。品質と価格、どちらも納得して選択を。



●ワークトップの素材を選ぶときにチェックするポイント



●天板素材のブランド

品質が優れ、信頼性が高いことで知られているブランドの一例



天板とシンクとの継ぎ目

天板とシンクの継ぎ目の形状は、素材の組み合わせにより違いがある。天板を選ぶときにシンクもあわせて考えると、シンクとの継ぎ目がなく、使いやすいキッチンにできる。ステンレス天板にステンレスのシンク、人工大理石に人工大理石のシンクというように天板とシンクが同じ素材ならば、一体成形のようになり、継ぎ目はほとんどない。

人工大理石の天板にステンレスシンクを合わせるケースも多いが、継ぎ目に汚れがたまりやすいのが欠点。その欠点をカバーするための工夫が各メーカーで取り入れられている。たとえば、クリナップのオープンジョイント(画像)は、継ぎ目部分がなめらかで、汚れが見えやすく、ふき取りやすい。他のメーカーも、汚れがたまりにくい形状の継ぎ目が増えている。

画像提供/クリナップ



天板選びで変わるキッチンの印象