自分を削らない選択をする
こんにちは。
こころの健康支援室 そらいろのmirineです。
年始に下記のブログを書きましたが、その後ニュースで年明けのタイミングで退職代行を利用する人が増えるという特集をやっているのを見ました。
年末年始に地元に帰った時に、他の人の話を聞いたり指摘されたりして、自分の職場が普通ではないことに気づいた人や、ハラスメント等で常々辞めたいと思っていた人などが、退職代行を利用されるようです。
年末で一度仕事の締めがあり、まだ多くの会社が本格的に稼働していないため、他の時期より迷惑をかけずに済むというのもこの時期に利用が増加する一因のようです。
相談もなく急に辞められるのは、会社側としてはたまったものではないかもしれませんが、利用する方からすると、相談した時点から給与等の待遇が変えられた前例を見てきていたり、パワハラを受けていて面と向かって辞めると言ったらどんな反応をされるか分からないなど、最後の手段として利用されている方が多いようです。
自分が心身ともに潰れてしまう前に、こうしたサービスを利用してストレス因から離れることは、自分を守る有効な手段です。
自分のことは目に見えないけれど、周りのことは見えるので、周りのために自分の辛さやしんどさを後回しにしているうちに、己を削って対価に見合わないたくさんのものを会社や仕事のために差し出してしまっていることも少なくありません。
周りにも大変な思いをして仕事をしている人がいると、自分ばかりが楽するわけにはいかないと感じられるかもしれませんが、ほんの小さなことからでも自分自身を優先したり大切にすることを心がけると、身近な他者も大切にできるようになります。
自分だけが楽するためではなく、自分を大切にする働き方が当たり前になれば、それは周りの人にとってもありがたいことだと思います。
今年は、つい後回しにしてしまう自分の辛さやしんどさを気づいた時に拾い上げて、できるところから我慢をやめてみるのもいいかもしれません。
体調が悪いのに動けるからと無理をしない、仕事を少し誰かに頼んでみる、いつもより早くに切り上げてみる、半休だけでも取ってみる、etc., etc....。
人によってできるかもと感じられる範囲は違うと思いますが、一つでも多く自分を削らなくて済む選択を増やしていけるといいですね。
かしこ