Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

日本の横笛

篠笛の種類その2〜いろんな長さの笛があるのはなぜ?〜

2023.12.20 11:00

篠笛には、実はいろんな長さがあるのをご存知ですか?


実は、40cmに満たないものから、60cm近いものまで、あるのです。


これは、実は音程の違いです。


西洋音楽は、基本的には音程が決まっています。

オーケストラでは標準音の音叉で音を合わせますが、これは音程が共通で定められているからです。


しかし、カラオケはどうでしょう。

歌う人によって、音程、キーを上げたり下げたりしますよね。


原曲の音程、キーは決まっていますが、歌う人の声によってキーを調整するという発想は、実は日本では江戸時代からありました。

長唄や小唄などの三味線音楽でも、唄い手の声域に合わせて、三味線の音程を調整します。

気持ちよく歌えるように、三味線が唄に合わせるのです。

すると、三味線に合わせるべき笛も、音程が変わってしまいます。

しかし、笛自体は音程は調整できません。

指遣いを変えれば吹けなくはないですが、かなり難しくなるケースもあります。

そこで、笛自体の音程を変えてしまうのです。


笛が長ければ低音が、短ければ高音が出ます。

長さが違う篠笛がたくさんあるのは、指遣いは同じでも音程を変えられるためです。


写真には、三本から十三本まで、11本の笛が並んでいます。

三本が一番長く、十三本が一番短いです。


カラオケのキー調整は、日本人にとっては当たり前の概念だったのですね。