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デヴィッド・ボウイ、未発表音源「アイ・キャント・リード ‘97」が本日より配信開始!

2020.01.17 09:30

常に時代の先端を開拓し続けた伝説、デヴィッド・ボウイ。

2月中旬に全曲の公開が予定されている、ボウイのレア音源や未発表音源を収録した6曲入りストリーミング限定EP『IS IT ANY WONDER?』から、2曲目のレア音源「アイ・キャント・リード ‘97(原題: I Can’t Read ‘97)」が本日1月17日よりストリーミング限定で配信開始された。今回の楽曲は、彼の誕生日でもある1月8日に公開された「世界を売った男(CHANGESNOWBOWIEヴァージョン)」に続いて公開される楽曲であり、今後も毎週1曲づつ同EPからの楽曲が公開されていく予定だ。


「アイ・キャント・リード ‘97」はこちらから:

「アイ・キャント・リード」はもともと、ボウイがソロ・アーティストとしての活動から距離を置き、1988年に結成したバンド、ティン・マシーンのデビュー・アルバム『ティン・マシーン』(1989年)に収録されていた楽曲だ。バンドのライヴでも定番の楽曲となっていたのだが、1996年の秋、アルバム『アースリング』のミキシング作業を行っているときに、ボウイはこの楽曲を再レコーディング、同アルバムに収録する予定があったという。


「アイ・キャント・リード」の第二の姿ともいえるこの「アイ・キャント・リード ‘97」は、ボウイお気に入りソロ・ヴァージョンだったのだが、最終的にアルバム『アースリング』の収録曲から外され、完成直前に「ラスト・シング・ユー・シュッド・ドゥ」と差し替えられることとなった。このレアなソロ・ヴァージョンとなる楽曲が、遂に今回、公式音源となって公開されるのだ。1997年1月、コネチカット州ハートフォードでのリハーサル中にはこの楽曲のビデオ撮影も行われており、今回音源の初公開とともに、このビデオ・クリップも公開されることとなった。


ちなみに「アイ・キャント・リード」の別ヴァージョンとして今まで知られていたのは、アン・リー監督の映画、『アイス・ストーム』のためにレコーディングされた、マイナー・コードにアレンジしたダークなコーラス・パートを持つヴァージョンだ。このヴァージョンのフル音源は1998年にシングルとしてリリースされており、1997年に発売された同映画のサウンドトラックにはエディット・ヴァージョンが収録されている。


「アイ・キャント・リード ‘97」はデヴィッド・ボウイとリーヴス・ガブレルスが共作した楽曲で、ボウイ本人とリーヴス・ガブレルス、そしてマーク・プラティの共同プロデュースのもとレコーディングが行われ、ミックスはマーク・プラティが手掛けている。ニューヨークにあるRight Track Recordingで行われたレコーディングには、ベースとヴォーカルでゲイル・アン・ドーシーが、ピアノにはマイク・ガーソンが、そしてギターとヴォーカルでリーヴス・ガブレルスがそれぞれ参加している。



<デヴィッド・ボウイ アーティスト・ページ>