映画『第三夫人と髪飾り』を「シネマテークたかさき」で見てきました。
ベトナム映画『第三夫人と髪飾り』を見てきました。
やっと群馬に来てくれました。「シネマテークたかさき」さんは本当にありがたい存在です。
公式サイト
監督・脚本:アッシュ・メイフェア
出演:トラン・ヌー・イェン・ケー/グエン・フオン・チャー・ミー/マイ・トゥー・フオン/
グエン・ニュー・クイン/レ・ヴー・ロン
舞台は19世紀、北ベトナムの絹の里。
富豪一族に第三夫人として嫁いだ14歳の少女が主人公。
男尊女卑の時代を耐えた女性たちの壮絶な人生を描いた物語。
© copyright Mayfair Pictures.
監督は1985年生まれの女性です。
スパイク・リーやトラン・アン・ユンら世界的な巨匠が才能を絶賛する新鋭女性監督と評されています。
この映画は、監督の曾祖母の話から着想を得て自ら脚本を書いたとのこと。
19世紀のベトナムは一夫多妻制だったんですね。
一夫多妻制、男尊女卑だからと言って、我慢を強いられていたのは女性ばかりでもなさそうです。
家のために男性も耐えていたところはあるようです。
抑圧の激しい時代でしたね。
胸苦しくなるような内容とは裏腹に映像が美しくて。
監督の映像へのこだわりが随所に感じられました。
あのトラン・アン・ユン監督が美術監修なんだって。そりゃあ美しいでしょうとも。
余談ですが、『青いパパイヤの香り』は録画してあって、もう何度も見ています。
この映画、ベトナムでは性表現が激しすぎるなどの理由で、公開4日で上映中止となったようです。
確かに官能的な描写はあったけど、いやらしさは感じませんでした。
監督が女性だからかな。わかりませんが。
新しい時代の幕開けを感じさせるラストが良かった。(語彙力)
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ゆんわりタッチとストレスクリア
長沼美恵(ながぬまみえ)