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Shino Bocchi

落第忍者乱太郎 (1) 感想

2020.01.26 05:00


令和2年、


さっそくですが、これから『落乱』全65巻の感想を書いていこうと思います。



しかしその前に自分のことを言及しておきますね。




当方、比較的近年に「忍たま」に激ハマりした者なのですが、幼少の頃にも家族でアニメ及び原作の『落乱』を読んでおり、


いわゆる「帰ってきたファン」であります(;´∀`)



忍たまはご存知の通り33年も連載していたご長寿漫画にして、ずっと応援し続けていた古株のファンの方々もいらっしゃり、


そういった方々とは比べるべくもない新参者、、



そんな私が独自の観点で自由に一人語りしますことを予めご了承ください。


また、多少のネタバレもあると思いますので、ご注意ください。


ということで、自宅にある1巻をまず手にとってみました。


写真では分からないかもしれませんが、かなり年季が入っております。


1993年に刊行された第一巻。

平成5年ですね。


しかも、うちにあるのは初版本だった…!


とーちゃんかーちゃん、買ってくれてありがとう( ;∀;)


↑これが、物語の冒頭ページ。


アニメでも同じようなシチュエーションで描かれていましたが、乱太郎が初期に「〜らん!」と言っていた独特の語尾は、漫画では描写がありません(笑)

アニメ特有だったんですね。


そして、私も子供だった当時に思ったのですが、


アニメの絵柄と全然違う!

それどころか、


漫画の表紙絵と中身の漫画の絵柄も違う…!!(・・;)


ということ。



このことは、単行本8巻の巻末「尼子騒兵衛先生に突撃インタビュー」でも掲載されている話ですが、


「落乱」の連載を始めた当初、尼子先生は漫画をほとんど描かなくなっており、素人同然だったそうで、読んでいた子供の私も、


絵が下手くそだっ…(;・∀・)

(↑こらこら)


と思ったものです(笑)


先生自身も「素人に原稿を頼むなんて、編集部もいい根性してるよ」と思ったそうですが、連載開始後はメキメキと絵が上達し、単行本を出す頃には今の絵柄に落ち着いたようですね。


しかし、素人同然なのに連載を持つ、というのもなんだか運命を感じるなぁ、と思いました。33年も連載する人気漫画なんて、そうはありませんよね。




さて、続々と登場するレギュラーメンバー。

初期の絵柄だとこんな感じです。


主人公の乱きりしん(乱太郎・きり丸・しんべヱの略)がメインで話が進み、同級生の顔も特徴がない顔立ちばかりだったのですが、一番最初にはっきりと特徴のある顔が描かれた一年は組のメンバーはやはり、


庄左ヱ門


お次はなんと、


伊助


です。

でも顔や髪型はまったく今と違います。ちょっと怒り顔www

第一巻には、庄左ヱ門、伊助に続いて、虎若、団蔵までは名前と顔が明かされています。





そして、1巻の内容ですが、


実はかなり濃く、面白い話が集約されてる感じです。


実写版の映画でも使われたネタも多数。むしろ、いまだにアニメでも繰り返し使われるお馴染みのネタが、この1巻で既に描かれているので、


未読の方はこの1巻を買っても損ではないと思います。


今では考えられないほど下手くそ(←言い方(^o^;))な絵にも関わらず面白いギャグの連発。


忍たまの面白さがぎゅっと凝縮されています。



最後に、

この1巻を読んだ子供の頃の私が一番印象に残った好きなコマを紹介します。


ええそう。


竜王丸と奥さんは1巻から登場するのですが、わかめが嫌いなしんべヱが、ぐっちゃぐっちゃと泣きながら牛のようにわかめを最後まで食わされるシーン(笑)


この奥さん(ていうか婆ちゃん)の「よくかめよくかめ かんだらのみこめ」という歌が脳内でひたすら再生されるのでした(笑)