『The inner runner』
先日の新年会のスピーチでも少し触れましたが、図書館で借りた『The inner runner~博士が教える運動と成功の切れない関係』。こりゃ、何回も読んで暗唱せねばと、Amazonで古本買っちゃいました。
そして、こんなに貼った付箋の移植作業(笑)
どうやったら速く・長く走れるようになるかという「ハウ・トゥー本」ではありません。ん~と、なんていうのかな、走ることの意味・意義・奥深さに関する「教義本」とでも言ったらいいでしょうか?
「ランニングは、自分の魂とつないでくれる。私は走っていると、生きるはずの人生を、魂をきちんと生きている気がする。ランニングは私たちを肉体や肉体的な努力を超えた不滅の部分(魂)へと導き、科学も科学技術もいまだ触れることのできない自分の魂とつないでくれる。」
僕の初フルは、掛川新茶だったんですが、ゴールして思ったのは、「人間ってすごいんだな」ってこと。自分のことを自慢したいんじゃなくて、今まで全然走ってなかった人間がその気になれば42.195キロも走り通すことのできる可能性を秘めているんだという意味。自分の中にある人類に共通した普遍的な部分に触れられた気がしました。
「ゆっくり、速く、短く、長く走っているうちに、内なるランナー(インナー・ランナー)に出会えるだろう。そうしたら、自分がどんな人間で、これからどんな人間になれるのかが見えてくる。自分の内側に魔法の世界を築くことができるだろう。そのときには、世界も、あなたも、可能性の光に満ちているはずだ。」
僕は2007年から走り始めてもう10年以上走っていますが、いまだに「自分がどんな人間で、どんな人間になれるか」は見えてません(^^;ですが、なんとなくわかるような気はします。走ってると、自分の深いところへ、ダイビングみたいに入っていく感じありますもんね。でも、自分が何者かは一生わからないような気もします(笑)
「『より良いランナーになること』=『より速く走ること』ではない。結局のところ、どのレベルのランナーになれるのかには限界があるからだ。限界を決めるのはDNAで、私たちにできることはほとんどない。大事なことは、どれほど速くなるかではなく、自分のポテンシャルにどこまで近づけるかだ。本当に価値があるのは、自分の偉大さをひたむきに追及することだ。」
「限界を決めるのはDNAで、私たちにできることはほとんどない。」と断言されると、いくぶんがっかりした気分になるけれど、DNAの限界まで追求することに価値があると言われれば、溜飲の下がる思いです。太陽が東に昇って西に沈むのではなく、地球が東へと自転しているんだと教わったときと同じくらいの納得感。自分の限界を知りたい気持ちは、もちろん持ち合わせてま~す✋
ということで、今日は字ばっかになってしまいました。でもなんかですね~、この本が聖書で、教祖ジェイソン・R・カーブの「ランナー教」に入信してしまったような気がします。付箋部分を全部暗記して、ときどきさりげなくフレーズを語れる大人の男を目指したいと思います(なんだそりゃ)。では、今日は1日オフなので、今からThe inner runnerに出会いに行ってきま~す!