漆器の見分け方
2020.01.18 14:40
今日、ご紹介した菓子盆は
木芙蓉(もくふよう)が描かれたうつわです。
とても軽く、とても美しい漆器です。
あまりの軽さに
プラスチックではないかと不安になることも、、、
今日は木とプラスチックの違い、見分け方を
ご紹介しようと思います。
漆を塗る土台を‘器体’といいます。
器体はもともと木でつくられていましたが
今はプラスチックのものもあります。
器体が木のものの特徴は
比較的、熱が伝わり難く
温かなものは冷め難くなります。
また、水に浮くことも大きな特徴の一つですが
指ではじいて軽い音がすることも特徴です。
欅が使われているものは
角度をかえて
斜めからみると
木目が見えるものもあります。
お品が良いものほどとても軽く
塗りが厚いので
自信がないときは
縁に剥がれがある疵のものなどを
実際に削って確認しています。
この器もお写真のように
器体が木であることを確認済みです。
こうしてまだまだ勉強中の身ですが
このような経験を積みながら
いつか手触りだけで
見分けられるよう学んで参ります。