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ハッピーという名の犬

2020.01.18 23:06


2003年2月7日(金)

私が会社から帰ると中学生の同窓生からFAXが入りました。

FAX:お元気でいらっしゃいますか?

今回、知り合いが関わっている映画会のご案内をさせていただきたくFAXさせていただきました。

チラシをFAX致しますので、よろしかったら、ご都合の良い日時、会場にお出掛け下さいませ。

(中略)

急なお知らせで申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

お風邪など召しませんように。

2003年2月9日(日)

近くの区民センターに案内のあった映画を見に行ったのでした。

映画は高岡早紀主演の『ハッピー』という映画です。

ハッピーというのは盲導犬の犬の名前です。

22歳の女性がスキーで事故により、視力を失ってしまいます。

恋人との別れなど前途が暗くなる中、全盲という視力障害を克服し、風を切って歩いて行こうとする物語であります。

その手助けをするのが盲導犬です。

盲導犬の助けによって、障害者であっても、家の中に引きこもらずに、自立して外に出られるのであります。

いわば、この映画はハンディキャップに負けずに明るく強く生きぬくことをメッセージにした『愛と勇気の映画』です。

会場には小学生の低学年以下と思われる子供達やその親がいっぱい来ていました。

映画の途中で、何回も感動的な場面があり私の目にはそのたびに涙があふれて来ました。

私の左隣には小さな女の子供が友達と来ていましたが、やはり涙をこぼしていました。

私はこんなに小さな子が映画に共感し、ともに涙をこぼしているのを見て、又感動したのでした。

ここに来ている子供たちはきっと将来、感受性のある、思いやりの気持ちにあふれた立派な大人になるに違いないと思ってとてもうれしく思いました。

この映画から私自身が改めて、受け取った人生における大切なメッセージとは次の通りです。

私はこれらは、これまでの私の体験からいっても人生の大事な真理だと思います。

1.人生は選択

長い人生にあっては今後も不測の事態によって、いつでもどこでも障害者になりえます。

たとえ、事故にあわなくても、老いという事では避けられません。

したがって、現在いかなる障害を持っていても、また、今後、いかなる障害者になっても、けっしてそのことで不幸になることを選択してはいけないこと。

どんな事態になっても、幸福を選択する勇気を持ち、決意すること。

そして、障害に対し、あらゆる手段によって、自他ともに克服するべく努力すること。

2.必要は上達の母

映画の中では失明し、やむなく点字を一生懸命学んでいるシーンがありました。

その時、父親が失明した娘に言います。

父親:あせらずにやるんだよ。 急がず、ゆっくりでもいいから、少しずつ覚えていくんだよ。

私は国際人であるべく、英語で学んだり、楽しんだりし続けることにしているのですが、なかなか英語がネイティブのように上達しません。

しかし、今突然、日本語での使用が出来ない英語圏の世界に入ったとしたら、やむなく英語で生活しなくてはなりません。

必要に迫られて、英語を学ばなくてはならないのです。ですから、英語を学ぶ上でも『必要は上達の母』であると思って、決意を新たにしたのでした。

出来ない言い訳をさがしてもどうしようもありません。

3.その他の大切なメッセージ

*障害者に対し、我がことのように思いやりをもって接すること

*人に迷惑をかけることと、人に助けを求めることは違うこと

『ハッピーという名の犬』への私の思い出

私が小学生の低学年の頃の事でした。

父親が雑種のかわいい小犬を拾って来て、家で飼う事になったのでした。

小さくてかわいいので、家の中に犬小屋を作って、そこで育てたのでした。

父親は小犬に『ハッピー』と名づけました。

家の皆は『ハッピー』、『ハッピー』と言って可愛がったのでした。

ところが、だんだんと大きくなって、子供はもちろんのこと、大人でもコントロールできなくなってしまいました。 雑種なので、本当に大きくなってしまったのです。

家の中は犬の匂いで、とても臭くなり、犬の毛も空中に漂う状態になってしまったのでした。

そこで、家の外に犬小屋を作り、そこに寝てもらおうとしたのでした。

ところがハッピーはいつも家の中に入ってくるのでした。

鎖をつないでも、散歩しても本当にコントロール出来なくなってしまいました。犬は家に入れず、

とうとうノイローゼになってしまいました。

そして、とうとう犬を手放す事になったのでした。

私にとっても、とても悲しい出来事でした。