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「宇田川源流」 【今週は大河ドラマ麒麟がくる特集】とにかく始まりました!期待に満ちた第一回放送の印象をニュースから

2020.01.20 22:00

「宇田川源流」 【今週は大河ドラマ麒麟がくる特集】とにかく始まりました!期待に満ちた第一回放送の印象をニュースから

 今週は火曜水曜木曜と、三日間、「麒麟がくる」特集をしたいと思う。

まあ、ネタがないわけではない。はっきり言うがゴーン容疑者の件は有料メルマガで行っているが、それ以外にもイランの件、香港のデモも続いている。米中経済協議の第一弾の署名もあったし、イエメンでは早速混乱が続いている。アメリカはイラク北部でIS掃討作戦を開始したし、イギリスのヘンリー王子とメーガン妃の話も様々ある。オーストラリアの森林火災に関しても自衛隊が派遣されているし、中東の派遣の話もしっかりとしなければならない。IR法案に関する疑獄事件はあるし、河井議員夫婦の問題もある。まだ出ていないが菅原前経済産業大臣の話もあるし、そもそも国会が開会する。

そのように考えれば、ブログで扱うネタはかなりたくさんあるのだが、やはり、一応ジャーナリストでもあるが、片方で「歴史小説作家」として活動をしているので、大河ドラマに関しては、しっかりと時間を取って話をしなければならない。何かほかのブログをもう一つ作ってとも思うが、なかなかそうもいかないので、そこで、このように「他のネタがあるのに歴史の話をする」ということをしたいのである。

1月18日、京都銀行本店で「明智光秀の実像」と題して講演を行ったが、定員の100名をはるかに超える方がいらっしゃり、時間を延長して質疑応答を行うなど様々な話が出てきた。当時の武将の子孫の方などもいらっしゃり、今回の内容の期待度の高さがうかがえる。

歴史にはさまざまな解釈があり、その解釈に関しては様々あるのではないか。自分の解釈と他の人の解釈、そして、ドラマのストーリーというのがうまく合わさって、様々な歴史の解釈が広がる。もちろん「嘘」ではないのであるが、それでもフィクションの部分が多分に含まれるのは当然のことだ。セリフ一つ一つまで記録が残っているわけではないので、当然にそこにはさまざまなイメージが盛り込まれる。その解釈を楽しむのが大河ドラマの一つの楽しみ方なのではないか。


"麒麟がくる"カラフルと話題

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(主演長谷川博己)が19日、スタートした。極彩色の世界観に、ネット上では「明るくていい」「目がチカチカする」など賛否が寄せられた。

 主人公の明智光秀は青や緑、斎藤義龍(伊藤英明)は赤など登場人物は原色の衣装に身を包み、農民たちの衣装も色とりどりでカラフル。黒沢明監督の長女で、衣装デザイナーの黒沢和子さんが衣装を手掛け、4Kカメラでの撮影が映えるビビッドな色遣いを実現させた。制作統括の落合将チーフ・プロデューサーは「庶民も含め、いつ死ぬか分からない時代なので、町なかが平穏な時はそういった(カラフルな)衣装を着ているという時代考証に基づいて演出している」としている。

 ネット上では、オープニング直後から「画面の彩度がすごい」「農民まで7色でカラフル」「テレビが壊れたかと思った」「アプリで無理やり彩度上げた感じ」などとツイートがあふれ、「カラフル」が急上昇ワードに躍り出る場面もあった。

2020年01月19日 22時29分 日刊スポーツ

https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12168-01191066/


「麒麟がくる」吉田鋼太郎&大塚明夫が激似 同一場面共演にネット反響「双子?」「区別つかない」

 俳優の長谷川博己(42)が主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜後8・00)が19日に拡大版(75分)でスタート。初回にゲスト出演した声優で俳優の大塚明夫(60)が、俳優の吉田鋼太郎(61)と同一シーンで共演した。もともと「顔が似ている」と言われている2人。この日のインターネット上でも「大塚明夫さんと吉田鋼太郎さんの区別が一瞬つかんかったw」などと反響を呼んだ。

 大河ドラマ59作目。第29作「太平記」を手掛けた池端俊策氏(74)のオリジナル脚本で、智将・明智光秀を大河初の主役に据え、その謎めいた半生にスポットを照らす。物語は1540年代、まだ多くの英傑たちが「英傑以前」だった時代から始まり、それぞれの誕生を丹念に描く。

 第1話は「光秀、西へ」。領地を荒らす野盗を撃退した際、明智光秀(長谷川)は、その頭領が持っていた「鉄砲」という見たことのない武器に興味を持つ。美濃守護代・斎藤氏の名跡を継ぐ斎藤道三(本木雅弘)に掛け合い、ある約束と引き換えに、鉄砲がどういうものか探る旅に出る。堺を訪れると、ひょんなことから三好長慶の家臣・松永久秀(吉田鋼太郎)に気に入られる。次に向かった京で、名医と名高い望月東庵(堺正章)と助手の娘・駒(門脇麦)に出会うが、東庵は大の博打好き。本当に名医なのかヤブ医者なのか分からない。そんな中、大名同士の抗争が始まり、町は大火事になる…という展開。

 アニメ「ブラック・ジャック」や米俳優スティーヴン・セガール(67)の吹き替えなどで知られる大塚は、大河ドラマ初出演。刀や鉄砲を扱う「辻屋」の店主で、光秀が鉄砲を買うために堺で出会った宗次郎を演じた。

 室町幕府末期の幕臣・三淵藤英(谷原章介)が鉄砲の試し撃ちを終えたところに、久秀が現れる。久秀は「宗次郎」と呼び止め「今日、わしが来るのを知りながら、なぜ、あの将軍の家来共を客に呼んだのだ。この堺では、商人は客を分け隔てなく扱う、それが流儀とわしも認めてはおるが、あの連中は例外。それを知らぬおまえではあるまい。このわしを怒らせて無事に生き延びた者は、堺といえども1人もおらん。間が悪いぞ、宗次郎」とドスの利いた声でにらみつけた。宗次郎は「お許しを」とだけ言い残し、その場を去った。

 SNS上には「吉田鋼太郎と大塚明夫、双子ちゃん?」「どちらが吉田鋼太郎で大塚明夫か問題」「大塚明夫と吉田鋼太郎が似すぎて、最初宗次郎が吉田鋼太郎かと思った!」「だから吉田鋼太郎と大塚明夫を交互に映されると混乱するってば!」「大塚明夫さんと吉田鋼太郎さんが言い合いしているというだまし絵みたいな光景」などの書き込みが相次いだ。

 大塚は、吉田が主宰する「劇団AUN(あうん)」の創立メンバーの1人。昨年10月には劇団の公式ツイッターに2ショットが掲載され、メガネやヒゲ、髪形やダンディーな雰囲気などがソックリなことから「似すぎて一瞬分からんかった」「どちらが影武者ですか!?」「鏡を挟んで撮影したのかと思いきや、別人。まるで双子のようです」などとネット上で話題を集めた。

2020年01月19日 21時16分 スポニチアネックス

https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12278-533763/


 第一回の放送が1月19日の20時から始まった。はっきり言って非常に楽しい。ストーリーに関しては、上記の記事の通りである。

実際に、「明智光秀」というと、私も講演で言ったのであるが、「鼠」のイメージがある。江戸時代の鼠のイメージは、陰から出てきて非常に大きな悪さをするというイメージがあり、場合によってはペストなどの病気を持ってきて人を滅ぼしてしまう。その鼠のイメージと、本能寺の変のイメージが相まって、「裏切り者」「極悪人」というようなイメージになってしまう。

しかし、私が常々書いているように「水戸黄門の論理」というものがある。悪代官が出てきても、その人は生まれながらの悪ではないし、その悪代官のことを守って助さん格さんに切られる人がいる。

そこには「悪人」というものではなく「信頼できる上司」というような感覚が存在するのであって、水戸黄門が成敗しなければならないような人物像ではない。つまり、悪代官といえども、角度を変えればいい人であり、その人を支持している人も少なくないし、それは今現在ということではなく、その人が生きてきた一生の中で様々ないいものがあると考える。

そう考えて人間を「いいところも悪いところもある」と考えれば、その悪いところ同士がぶつかって大きな「変」は起きる。

その「大きな変」で、織田信長と明智光秀の間に起きたのが本能寺の変なのであると考えれば、何も考えないでよいのではないかと思うのである。人間なのであるから仲が良くても喧嘩する場合はあるし、また、その内容に関して相手を知っているだけに大きな違いが出てくることになるのではないか。

そのような「先入観」ではなく、「人間としていいところも悪いところもある」というようなドラマが描けていれば、非常に面白いのではないか。

今回の第一回は、私からすれば「非常に伏線が多く含まれた物語」になっている。治安が悪いこと、足利義昭との関係、斎藤道三との関係、そして鉄砲をめぐる織田信長との関係など、様々な話がこの中に含まれている。歴史から見れば「これがこうつながるのか」という感覚が深いものではないか。

さて、第一回で話題になったのが、そのようなストーリーではなく、「吉田剛太郎氏演じる松永久秀と、大塚明夫氏演じる武器商人」である。実際に写真も上げたが、似ている。はっきり言ってどっちがどっちだかわからない。武将としての「威厳」も、また大塚氏は声優でもあるのでその威厳に満ち溢れた声も、かなり素晴らしい。

いや私などからすれば「かっこいい」という感じだ。映像がきれい、カラフルということも非常に話題になったが、もっとも私が第一回で面白かったのは、この二人のツーショットである。もちろんミスキャストとかそういうことではなく、この二人があまりにも面白いので、今後も武器商人として大塚氏と吉田氏のカラミを作ってほしいと思うのである。

まさか、ストーリーとも映像人も全く関係ないところが最も気になるとは思っていなかったが、ドラマというのは「このような関係のないところの面白みもあるのか」と思ったのである。