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朱鳥 akamitori

枕詞

2020.02.02 22:00

大和を歌う歌ばかり見ていたものだから、「難波」の枕詞を知らなかった。

「おし照る」らしい。


大和は「そらみつ」、奈良は有名な「あをによし」。

奈良はその時分から奈良だったのだなと思うと、感慨深い。


ところで、1番驚いたのが鹿島の枕詞である「あられ降り」。

なぜかと言えば、「あられが屋根に当たるかしましい音」の「かしま」……。


現代における短歌との距離と、この時代の距離は違う。

自分の心を乗せていたと考えれば、恋の歌も、家族を思う歌も、悲しみに暮れた歌も、ちょっとダジャレを入れてみた歌も、あるということ……。


「あをによし」にも、最初に歌った「一人目」というのが必ず存在する。


あなたが奈良を称えたその言葉は、千数百年後にも、きちんと残っていますよ。


あをによしと歌われた奈良の姿は変われども、その言葉が伝えるものは変わらないのだ。