進路学習の時間
本日は午後の自主学習の時間を使って、2年生の生徒さんを対象に進路学習会を行いました。
2学期からスティーブン・R・コヴィー氏の提唱する「リーダー・イン・ミー」をベースとした進路学習をスタートしておりましたが、中学卒業後の上級学校について具体的なお話をしたのは今日が初めてです。
本日は【入学志願調査書】の見本と【埼玉県公立高等学校入学者選抜における各高等学校の選抜基準】を実際に配布し、説明を行いました。
上記資料はいずれも埼玉県のホームページからどなた様も閲覧・ダウンロードが可能ですので、ぜひご覧になってみてください。
・令和2年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における各高等学校の選抜基準
・令和2年度入学志願者調査書
https://www.pref.saitama.lg.jp/f2208/documents/16tyousasyo.pdf
↑選抜基準表は、埼玉県立上尾高等学校様の【全日制・普通科】と【定時制・普通科】を例に使用させて頂きました。
特に調査書については2年生の生徒さんたちもまじまじと見つめていました。
1年後の事とはいえ、しっかりと意識を持ち始めてくれているようです。
今日はこの2つの資料を用いて、
・調査書の記載内容
・学習の記録の得点のつき方、配点
・特別活動等の記録の得点のつき方、配点
・全日制高校と定時制高校の主な違い、入試選抜基準の主な違い
について、実際に資料を見ながら、かな~り詳しくお話をしました。
一般の中学校の先生方でもここまで詳しく説明される方はそう多くいらっしゃらないかもしれません。
様々な理由から、生徒があまりにも多くの知識を身につけてしまう事を好まれない先生もいらっしゃいます。
それでも私は”必ず”実際に調査書や選抜基準表を中学生たちに見せ、理解してもらうようにしています。
結局それが一番、生徒のためになると考えているからです。
よくフィギュアスケートを例に話すのですが、大会上位を目指す選手に「フィギュアのスコアの仕組みがわからない」という人はいないですよね。
目標のスコアに到達するには、どの難易度のジャンプを何回入れるのか、どのような構成でいくのが最適か、演技時間は何秒以上でなくてはいけないのか、どのような失敗が大きな減点につながるのか…コーチと何度も何度も作戦を立てながら、一本の演技を仕上げられているはずです。
スコアの基準も知らないまま「とにかく根性で頑張ろう、とにかくたくさん練習しよう」と言って努力しても、大変な遠回りをしてしまったり、場合によってはまったく見当違いの方向に行ってしまうことにもなりかねません。
スポーツにおいても学業においても、「まずは当事者本人にルールや戦術を正しく理解してもらう」という事が重要だと私は考えています。
これは部活動運営においても非常に大切にしていた考え方です。
当初15分程度を予定していた3学期第1回進路学習でしたが、ついつい熱がこもってしまい45分も話続けてしまいました!反省反省…。
それでもさすが2年生、最後まで一生懸命にメモを取りながら熱心に聞き続けてくれました。
この子達、進路選択本番が楽しみです^ ^
でぃありす上尾の進路学習はまだまだ続きます。