GAKU-MC、巻誠一郎、長谷部健 渋谷区長らが『渋谷防災キャラバン2020』で防災について語る!「災害が起こる前からコミュニティは大切」
1月18日、渋谷区役所にて『渋谷防災キャラバン2020』が開催され、GAKU-MCが出演するJ-WAVE『WORDS FROM THE FIELD』の公開収録が行われ、ゲストに元サッカー日本代表の巻誠一郎と、渋谷区長の長谷部健が登場した。
渋谷防災キャラバンについて、長谷部区長は「元々、防災訓練だったが参加者が定着化し高齢化し、もっとたくさんの人に知ってもらう課題が生まれました。その為にフェスやキャラバンを開催し、防災の知識を得て、考えてもらいたい。いつかは渋谷11地区をキャラバンで回りたいです。」と今後のプランについて語った。
先日、熊本で引退試合を行った巻は「ファンの皆さんに感謝を伝える場を作りたいなと思いまして、コンセプトに『笑顔になって帰ってもらう。楽しんで帰ってもらう。』と『本物を見せる。』を掲げ、全て自分でプロデュースをして、思いをたくさん詰めて開催しました。」と大盛況に終わった引退試合についての思いを語った。
熊本地震の時にボランティア団体として立ち上げたNPO法人ユアアクションについては「物資の提供をしたり、子供たちにサッカーを教えていました。現在、災害支援や復興支援だったり、子供たちの夢の事業の応援の活動をしています。」と、巻が活動について説明。
また熊本地震の時の話として「300箇所近くの避難所をまわって、災害が起こる前に地域のコミュニティが作られている事が大切だと感じましたね。コミュニティがしっかりしているところは自発的に動いていて、復興が早かったです。」と実体験を通じて感じた事を語った。
最後に大切にしている言葉を問われると、巻は「僕の座右の銘なんですが、『努力は人を裏切らない。』ですね。努力しても上手くいかなかったり、成功することも少ないと思うんですよ。でも、努力した過程がこの先、壁にぶつかった時に経験が生きるという意味でこの言葉です。」と座右の銘を挙げて語り締めくくった。
従来の見学型の防災訓練を「フェス」のかたちで「参加型」の防災訓練として開催している渋谷区。「キャラバン」は、災害はいつ起きるか分からないことから、一年を通じて区民が防災について考えるきっかけづくりとなることを目指し、新たに立ち上げた取り組み。小中学生を中心とする若年世代に向け、防災に対する関心や意識を高めることで「地域防災力」の向上を図る。2018(平成30)年5月にプレ開催し、今回は4回目の開催となる。
(文:菅原美彩・写真:山岸一之)