ロサンゼルス旅行記(2019)2日目①:アナハイムからメトロでハリウッドへ
ロサンゼルス旅行記(2019)1日目③:スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ
の続きです
2日目はユニバーサル・スタジオ・ハリウッドへ。ディズニーランドのあるアナハイムはロサンゼルスの南側、ハリウッドはロサンゼルスの北側なので、意外と距離が離れている。一番手っ取り早いのはUverで行くことだが、朝の時間はハリウッドまで100ドル近くもして、異様に高かったので、メトロを乗り継いでいくルートを選んだ。ロサンゼルスのメトロはどこまで乗っても1.75ドルと格安なので、直接Uverで行くよりも、Uver→メトロ→Uverのように使うとかなり節約することができる。
僕が行きに使ったルートはこうだ。
アナハイム→(Uver)→Norwalk駅→(グリーンライン)→Imperial/Wilmington駅→(ブルーライン)→7th St/Metro Center駅→(レッドライン)→Universal City駅
UverでグリーンラインのNorwalk駅まで25ドルぐらい、そこからメトロはいくら乗り換えても1.75ドルなので、直で行くよりはるかに節約できている。ただし、このルートは正直オススメしない。僕自身も、帰りは別ルートに変えたぐらいだ。一番の懸念はやはり治安の問題だ。朝一だったこともあって、特に怖い目に遭うことはなかったが、グリーンラインとブルーラインは綺麗なトラムにも関わらず、電車内の雰囲気はヤバかった。グリーンラインはまだマシだった。怪しい雰囲気の人もいたが、空いていたので気にせずにいた。だが、ブルーラインは明らかに低所得者層が多く、線路の周りもシャッターに鉄格子、バスケットコートという映画の「第9地区」みたいな世界観だったので、ずっと心休まる暇がなかった。しかも、混雑していた。本当に自分は煌びやかなハリウッドに向かっているのだろうか、疑問に思ってしまうほどだった。車に乗れないのは弱者とでも言わんばかりで、アメリカの格差社会を見せつけられた気分だった。
レッドラインは暗くて嫌な雰囲気の典型的なアメリカの地下鉄という感じだが、ダウンタウンを走るだけあってマトモな人も混じってくる。それでも安心はできない雰囲気なので、不安な人はやめておいた方が良い。レッドラインに乗っていると途中で終点となり、なぜかUniversal City駅まで行けなかった。駅の表示を見ても自分がどこにいるのかよくわからない。とりあえず、エスカレータを上がり、ネットの電波があるところで、地図アプリを開くと、思っていたのと全然違う場所にいた。レッドラインだと思って乗っていたのは、一部区間を共有しているパープルラインだったのだ。行き先表示をちゃんと見なかったのが悪いのだが、車両も同じで、赤いラインが引かれているのは、さすがにややこしすぎる。USJに行く時の西九条トラップのようなものがロサンゼルスにもあったとは!この罠のおかげでオープン時間には間に合わなくなってしまった。
少し戻って、レッドラインに乗り直したが、オープン時間にも間に合わなくなり、どうせならチャイニーズシアターに行ってみようと思い立ったので、Hollywood/Highland駅で途中下車してみた。地下鉄の駅を出てすぐのところに、チャイニーズシアター、アカデミー賞会場のドルビーシアター、ハリウッドスターの名が刻まれたウォーク・オブ・フェイムと有名どころ盛りだくさんだったが、朝一だったこともあって雰囲気はなく、これがテレビや映画で見て来た本物なのだろうか、とそんなことばかり考えてしまった。チャイニーズシアターは夜にジュマンジの新作のプレミアが行われるということで準備しており、建物の前は封鎖されていて行けなかった。また、コスプレして写真を取ろうとしてくる奴ら、自作CDを売りつけようとしてくる奴ら、といった残念な便乗人間ばかりが声をかけまくって来て、それもガッカリだった。
封鎖されていてちゃんと見れなかったチャイニーズシアター
アカデミー賞が開かれるドルビーシアター
左右の柱に歴代の作品賞タイトルが刻まれている
ハリウッド大通りをさっさと後にして、メトロで一駅。ようやくUniversal City駅に到着した。駅から出ると、背面に大きな陸橋があるので、それを渡ると、ユニバーサル・スタジオ行きのトラム乗り場がある。すぐ近くにパークが見えるが、入り口が山の上にあるので、ここからは坂道を上っていく必要がある。歩いていくこともできるようだが、かなりの急勾配だったので、素直にトラムに乗ることをお勧めしたい。すでにアトラクションみたいでテンションもようやく上がってきた。5分ほど走るとトラムはシティウォークの裏手に到着した。
パークへは急勾配の坂道を上る
すでにアトラクション感のあるトラム