ベルギーの美しい森の中のおとぎの国のようなチョコレートミュージアムを訪ねて
ベルギー王国といえばゴディバチョコレート、ベルギーワッフルを思い浮かべる人が多いと思います。
そのとおり、ベルギーはとびきりおいしいチョコレートとベルギーワッフルで溢れています。ただゴディバチョコレートは北米やアジア向けに作られているので、ベルギーでゴディバチョコレートが好きという人はまず聞いたことがないのです・・!
なぜならベルギーにはゴディバチョコレートよりももっと美味しい数しれずのチョコレートブランドがあるからです。
最近ではアフリカの児童労働問題を考慮したフェアトレードチョコレートも主流になってきています。ジェニーおばあちゃんの家にいくと必ずチョコレートムースをくれます。私達も夜はチョコレートムースを楽しんで一日の終わりを過ごすのが日課。
今日はチョコレートミュージアムにいこうよ!
とジョナが提案してくれたので、家族経営の森の中にひそむ美しいチョコレートミュージアムに行ってきました。
Chocolaterie Defroidmontというチョコレートミュージアムでした。
チョコレートを買うだけなら入場料はいりません。ミュージアムに入る場合だけは払います。入場料は一人6ユーロ。
この家族経営のチョコレートミュージアムは木造作りのあたたかい雰囲気でその空間にいるだけで癒やされました。お客さんはフランダース地方の人たちでオランダ語を話していました。
ベルギー南部のフランス語を話すベルギー人はテレビも文化もほぼフランスの文化に影響されているのでフランス人に近いですが、ベルギー人は謙虚で他国の文化を尊重してくれるので、彼の祖父、祖母、彼のお母さん、お父さんもわたしをベルギー人のように扱ってくれます。
ブリュッセルもフランス語が基本、つづいて英語となります。ベルギー北部の人たちはフランダース地方の人々と呼ばれ、オランダの文化に近くオランダ語を話します。ベルギー南部のフランス系のベルギー人は彼らをフラミッシュと呼び、フラミッシュ語を話すといいます。
両間での文化や言語も異なるため、南北で深い交流はありませんが、フランダ地方の子どもたちが夏休みに、ベルギー南部の自然豊かな山々を求めてボーイスカウトに参加し、キャンプをしにくるのでオランダ語がよく飛び交っています。
このベルギーチョコレートアイスクリームが本当に美味しかったです。値段は忘れてしまいましたが5ユーロぐらい。
入り口目の前のファクトリーでは従業員がチョコレートを作っていました。ベルギーの人たちはボンジュール!の挨拶もともにいつもにこにこ接客してくれる人が多いのですが、この従業員の人はとても楽しくなさそうにチョコレートを作っていたので、ストレスがあるのかな?という雰囲気でした。わたしたちは彼女に笑顔を窓越しに送ったのですが、彼女からの反応はあまりありませんでした(笑)。
ミュージアムでこのチョコレートミュージアムができた経緯を学んだあと、カフェに座り、ハーブティーとチョコレートをまた楽しみました。木造建築で座っているだけでおしゃべりが弾んでしまう、そんな素敵なカフェ。
話していたら、あっという間に2時間が経ち・・
途中オーナーの方がいたので三人で話していたら、もう一つチョコレートをくれました。
ミュージアムの外には森の中のショートウォーキングコースもありました。
チョコレートミュージアムのあと、近くにある美しい街を訪れました。
∴ご自由にどうぞ∴と書かれた本棚。
ヨガの本、ベジタリアンの本などもいろいろ置いてありました。
「美しい田舎」とフランス語でかかれた石積みのかわいいお家。
そのあとは普段よく訪れる世界で一番小さい都市といわれているドュルブイのお気に入りのレストランでムール貝とフリッツを食べに行きました。
ムール貝とフリッツの料理はベルギーの代表料理です。25ユーロ前後(3000円前後)で頼めるのでおすすめです。
本日訪れた森の中のチョコレートミュージアムの住所はこちらです。
Briscol 19, 6997 Érezée, Belgium
+32 86 21 84 40
海外からの観光客はまず来ないそうなので、静かな森の中で最高のベルギーチョコレートを楽しみたい方へ。ミュージアムを訪れたあとはベルギーの森の中の散歩道を楽しめます。
営業時間は10時から17時半まで(日曜は11時から16時までです。2019年)ぜひ訪れてみてください。