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朱鳥 akamitori

バトン

2020.01.23 22:00

引き続き、『万葉集を歩く』より。


舞台は大和を離れ、近畿へ。

住吉大社の項。


「航海の神として古来尊崇され、遣隋使や遣唐使はここで祈願し」、

「船に住吉神を分祀した」。


前半は、もちろん知っていたこと。知識としてあったこと。


けれど、遣唐使を再開するしないという論議、遣唐使経験のある者が話をする場面を読んだ後では、また異なって見える。


そして後半部分に至ってははじめて知ること。

つまり遣隋使・遣唐使一行は、常に住吉の神様と共にあったのだ。


「古来、住吉の神は海の神・航海守護の神であった」


この言葉が、ありありと実感を持って迫ってくる。


今を起点に昔を眺めることで、今が、未来が変わる。

そして、いにしえのひとからのバトンについて改めて思いを致すのだ。


いにしえのひとの想いをたどりに、

「おし照る難波」から「そらみつ大和の国」へ上っていこう。