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有給取得の例から考える価値観のギャップと会社のルールや仕組みのギャップ

2020.01.22 10:23

会社に入社したけど申請ってどうしたら良いのだろう?

こういった場合はどのようにすれば良いのだろう?


右も左もわからない状態ですと良く起きますよね。


先輩社員として後輩から質問を受けることが多かったのは

「有給はどう申請したら良いですか?」です。


申請のタイミングをルールとして設けている会社もあれば

全くなくてその場その場の判断に委ねることも多くて

中途採用の社員が多い職場だとその質問から前職の傾向が見えてきたりもします。


「有給って使えるんですか?」という質問を受けたこともあります。


面接の段階で質問を受けることも多いです。

具体的に勤務している社員がどういう場面で使うかを説明はできますが

結局、業務の進み具合や体調の程度によるんですよね。


有給は急な体調不良のためにある程度は残しておく人が多いですので

100%かどうかの質問をすると

そんなことは考えていないでしょうが

人によっては

勤務日数が少ない方が良い=働く意欲高くないと

思われてしまうのでその点は注意してください。


仲間が助けられる状況がベターですが

そうでない場合は、何を優先すべきかが人によって違うので

難しいところです。本来は使えるものなんですけどね。


様々な価値観の人が一緒に働いているので

体調不良の定義も人によって違います。


熱があっても会社に行くことが善と考えていると

人にうつして迷惑をかけることを嫌がる人からしたら

実際にその状況になったら印象は良くないです。


ずっと同じ会社であるならばある程度は共通認識がありますが

今は転職が普通になっていますので

そういった価値観が混ざった職場環境が多いです。


前の会社はこうだとか一般的にはこうだとか

みんな比較対象はあるものの

今いる環境でそれが当たり前かというとそうではありません。


その会社にはその会社の仕組みやルールがあって

どうしてもその土俵の上で仕事をしなければいけません。


前の会社は有給は申請しなくても取得できたと主張しても

それは前の会社のことであって今が同じとは限りません。


前の会社では一カ月前に申請するというルールがあったけど

今は口頭で前日でも良いなどの場合もあります。

制度とは異なってしまう場合が多いですが、まかり通るかどうか

それが目に見えないルールの部分です。


体調が悪くてもある程度なら出社しなければいけなかったけれども

今はむしろ出社すると怒られる、これは良くなっていますが

問題は逆のパターンです。


それこそ前職とのギャップの大きさから、失敗したかもと思うケースです。


実際は仕事の進捗や結果次第です。


極端な話、営業目標が全くの未達にも関わらず繁忙期に出勤しなかったりすると

戦力としてのそもそも論になってしまいますので立場が難しくなったりもします。


仕組みに関していえば上記のような「申請」はまさにそれで

知らないまま一定の期間が経過すると知っていると周りは思って話が進んで

今更聞けないからと全く進まずに周りに迷惑をかけてしまい

「なんで確認をしなかった?」と怒られ

でも、知らないからどうしようもないと納得いかない状況になると

誰も得をしません。


ただ、この「なんで確認をしなかった?」の出現が予想できる内容は

意外と恥ずかしがらずに確認しても大丈夫です。


そこで「こんなのも知らなかったの?」や「なんですぐ確認しなかった?」と

言われてしまう場合は、それ以降もそういったコミュニケーションをする方でしょう。


必要な状況にならなかったから見えてこなかっただけですし

何を教えたか、どんな仕事をやっているか

全てを覚えていることは少ないです。


「ごめん、教えてなかった」「あれ、初めてか」というのがよくある反応ですので

炎上の事後に知らなかったと伝えるのと印象が全然違います。


同職種であれば

壁にぶつかるのはそういった会社特有の仕組みだったりましす。


同じ仕事内容でも特有のものは

「存在自体を知らない」ので

なかなか、自分ではたどり着けません。


この業務の経験があれば知っているという勝手な認識を相手もしてきますので

業務確認だけではなく、フローの確認を最初は細かくやり

自分がやってきたやり方を押し付けるのではなくて

今の仕事とのギャップを無くすための線引きとして活用して

そういった特有の仕組みを掘り起こしても良いかもしれません。


福利厚生面などの申請は、もちろん会社は用意しますが

それを使うかどうかは本人次第です。


ですので、使おうと思った場面で初めてどうしたら良いかの確認をしますね。


当たり前のようにあると思っていたものが

その時にないと知った場合はギャップから落ち込みますし

なかなか入社前に確認ってできないんですよね、実情として。


逆に今までなかったようなものがあってラッキーと思うこともありますが

会社を選ぶ時点でそういった内容は情報として持っているべき内容です。


面接も工数ですので、次の選考に進むかどうかも一つの選択になります。

進んでもあまり縁のなさそうな会社であれば辞退するでしょうし

早い段階で情報は持っていたいですよね。


そういった情報収集は個人では限界があります。

面接ではなかなか聞けないでしょうし、情報が集まっても

そこに注力して良い結果にならなければ意味がありません。


転職エージェントなどは個人ではわからない情報を提供してくれますし

印象を悪くしないように企業から必要な情報を聞き出してくれます。


支援を活用することで、入社後のガッカリを軽減できる可能性があるので

上手く活用して、条件面での満足に是非近づけてください。


必要な情報の存在をしらないことは働く上では避けるべきで

認識外ですので、いつ牙をむくかわからないからです。

知らなかったから仕方ない、話が違うからそうしてくれ!は通じないので

事前に防ぐための働きかけが大切です。