今、知っとこ! ストリーマー大図鑑:第二回 すももインタビュー
動画配信プラットフォーム「OPENREC.tv」は、本日よりOPENREC.tv配信者インタビュー連載企画「今、知っとこ! ストリーマー大図鑑」を開始していきます。ライブ配信ではなかなか聞くことのできない秘話やエピソードをお届けしていきます。
エンジョイ勢から不思議な縁でプロゲーマーに
――FPSのプロゲーマーとして活躍されているすももさんですが、どのようにゲームと出会ったのでしょうか?
(すもも)最初に触れたゲーム機はファミコンだったんですけど、幼稚園の時にスーファミの『スーパーマリオカート』が家にやって来たんですよ! クリスマスプレゼントで! それをひたすらやってました。『マリカー』でゲームに目覚めた、と言ってもいいかもですね。スピードの出るドンキーコングとか重量級が持ちキャラで、当時、渡辺徹さんが司会のテレビ番組「スーパーマリオクラブ」とかも見て研究してました。
――懐かしい! 子供時代からガチゲーマーの素養があったんですね。
(すもも)とはいえ、僕の子供の頃は「一日一時間しかゲームをやっちゃいけない」という考えも浸透していた時代でしたから、外でもしっかり遊んでましたね。スポーツも割と好きだったので、小学校4年の時から柔道をやってました。当時僕は太っていたので、運動しろと親に言われて(笑)。高校になるまで続けて、段も取ってたんですけどね。
――おお、なぜ柔道は辞めてしまったんでしょう?
(すもも)世代とか地域差あるかもしれませんが、柔道って高校生になると関節技が解禁されるんです。その関節技がシャレにならないくらい痛くて……。当時、「ゲームをやりたい」って思いも強かったし、アルバイトもやりたくて時間が惜しかったのでスパッと。バイトはスーパーの品出しでした。
――なるほど。高校を卒業してからは?
(すもも)社会人で働き始めて、仕事しながらゲームも楽しんでました。そんな時に友達の知り合い……友達の友達ですから第三者ですよね(笑)。そこから「DetonatioN Gamingというチームが『オーバーウォッチ』部門を設立して、メンバー募集してるぞ」と伝え聞いて、僕的には試しにという気持ちで応募してみたんです。今だから話せますけど、応募要項には色々大会実績とかを書かないといけない。でもそれまでの僕は、ゲームは友達とワイワイやるのが好きだったので大会とか出たことがなかった。でも白紙で出すのは気が引けたんで、「このゲームでスコア1位でした!」とか、謎な熱意を綴って出しましたね(笑)。
――受かったのですから、熱意が通じましたね(笑)。ゲーム配信はチームに入ってから始めたのでしょうか?
(すもも)いえ、配信自体はチームに入る前からニコニコ生放送でやっていました。大好きなゲーム実況者さんがいて、その人のタイムシフト録画を見るためにプレミアム会員になってたんです。それで「せっかくプレミアム会員持ってるから、ちょっと配信してみっか」というノリで始めました。
――おお、その大好きなゲーム実況者さんというのは?
(すもも)sizuさんという方で、漢字で書くと「静」さんだったと思います。『ダービースタリオン』の縛り実況とかがめっちゃ面白いんです。静さんがいなければ、今の僕はいないまでありますね(笑)。僕、競馬が好きなんですよ。これまでのゲーム人生の中で、一番ハマったゲームといえば『ダビスタ』シリーズかもしれません。総プレイ時間でいえば『PUBG』なんでしょうけど。『プレステで出た『ダビスタ’99』とか死ぬほどやったなあ……今でも競馬はスポーツとして好きですけどね。
できるだけ配信は休まないし、休みたくない
――そんなすももさんの配信でのこだわりなどはありますか?
(すもも)毎日同じ時間にOPENREC.tvで放送する、ってことですね。今は毎日14時からやってますけど、配信開始時間を固定したほうが、見る側も見やすいかと思いまして。最初はそこまで意識してなかったんですけど、チームCEOの梅崎さんに、「OPENREC.tvの配信予約機能を使ったほうがいいんじゃないか?」とアドバイスされて。確かに新聞のテレビ欄のように、分かりやすいなと。あとは放送を休まないってことも大事ですね。僕は配信を毎日したいと思っているんです。チームのイベントなどで外に出ることもあリますけど、もう極力外出をしたくないんですよ。
――昨年もほとんど配信を休まれてないですよね?
(すもも)はい、楽しいので、全然疲れないんですよ。でも今年は去年以上に頑張りたいんで。去年は腰を痛めてしまった時があって、そこは辛かった。寝返りもできない状態だったんですけど、配信だけは休まなかったですね。無理やり椅子に座りながら『Apex Legends』やってました。15分ほどで一試合終わるので、その間に腰を上げてストレッチしてました(笑)。それ以来、ちゃんとラジオ体操をするようにしたら、腰の調子が良くなりましたね。腰を悪い人は試してみてください。
――そういえば、なぜ「すもも」という名前なのですか?
(すもも)僕が高校三年生の時に、それまでは様々なハンドルネームを使っていたんですが、そろそろ固定の名前が欲しいなと。当時放送していたアニメに『すもももももも』というのがあって、こりゃあ響きがいいなと思って取りました。
――すももさんのキャラクターイラストも可愛いですよね。
(すもも)実はこのキャラ、一度生まれ変わっているんですよ。一番最初は、この子でした。『東方Project』に出て来る上白沢慧音が元々好きだったんですけど、彼女と『すくすく犬福』というクイズゲームに出て来る動物がフュージョンして出来上がったのがこの子です。視聴者の方が有志でVtuberのモデルも作ってくれたんですが、やっぱり二次創作物ですし、今はこの新たなキャラクターとして転生しました。
――最後にOPENRECに期待することはどんなところでしょう?
(すもも)まず現状OPENREC.tvの良い部分としては、先にも述べた配信の事前設定枠ですよね。あとUIがパッと見やすくて良いと思いますが、枠をいちいち閉じたり放送URLを変えなくても、1枠内で色々なゲームをやってることが分かりやすく表示されたら個人的に嬉しいですね。
――ありがとうございます! ちなみに柔道の得意技は?
(すもも)右足で仕掛ける大外刈りです! って、なんで柔道話で締めなんスか(笑)。
――すももさん、ありがとうございました!
■「今、知っとこ! ストリーマー大図鑑」第一回インタビュワー
OPENREC.tv配信者:すもも
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