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"名曲喫茶の記憶"

1/23(木) ギターデュオ"Las Manos"LIVE♪

2020.01.24 06:35

半年に一度くらいの間隔でカデンツァでライブを開催していただいている

クラシックギターデュオ"ラス・マノス"さんのライブ。

ギターの名器アルカンヘル2台のギターデュオはなかなか聴けないのではないでしょうか。

湯川賀正さん、富川勝智さんのデュオ。

お二人は同門のプロギタリストで、ギターも同時期に製作されたアルカンヘル。。

相性もバッチリです。

プログラムのとおり、ギターデュオのための隠れた名曲やご自身たちの素敵なアレンジによるジャンルを越えた名曲などを、美しい音色によるギターアンサンブルで楽しませてくれます。

フォルテアのソナタやコシュキンのケンブリッジ組曲は、ラスマノスさんの4枚目のアルバムに収められていて私も持っているので興味深く聴いていました。(同じ空間で同一演奏者の生演奏と音源盤が聴けるのは、オーディオ再生の指標にとっても参考になるのです・・・そのようにできる空間ってあまり無いですよね、役得です。)

音の張りや何とも言えない甘美な音色は、ラスマノスさんからしか聴けない世界で、本当に音楽をリラックスして楽しめます。

ブローウェル編のビートルズ曲集は、長年正式な楽譜が出ていなかったそうで(耳コピによる楽譜はあったようです)、今回の演奏は、その世界でもあまり出回っていないであろうオリジナルの楽譜を富川さんが、スペインのマドリッドにあるのを突き止め、手に入れた楽譜とのこと。ビートルズコピーバンドの大家、湯川さん曰くバンド演奏の方がぜんぜん易しい、、、とのこと。笑

さすがに聴き応えがあり、もうクラシックの現代曲のように複雑、斬新でした。

アンコールはいつもの。

全曲アレンジが完結して11分の大曲組曲となりました。


富川さんが初のソロCDを今月にリリースされ手に入れました。

レコード芸術2月号の新譜批評で「特選盤」に選ばれたCDです。

クラシックギターの音色にこだわりをもつ富川さんらしい作品で、まず高域の瑞々しさと低域の力強さに驚かされます。

そして演奏が良い。耳馴染みのあるタレガの名曲たちのテンポ感とリズム感が絶妙で、何回聴いても飽きないし疲れない。

アルバムタイトルの組曲やトローバの小品集も一音一音に意味が感じとれるような演奏で、カデンツァの棚にまた名盤が増えました。

リクエストお待ちしております。


次回のラスマノスさんのライブ日程も決まりました。

6月25日(木)19時~

ご予約お待ちしております!