GIS|GISってなに?なにができるの?
本日は、弊社の主要サービスであるGISについてお話します。
目次
(1)GISとは
(2)GISの特徴
(3)さいごに
(1)GISとは
GISとは、Geographic Information System の略称で、「地理情報システム」のことです。位置情報をもったデータを地図上に表示し(可視化)、他のデータとの重ね合わせ(解析)により、新しい情報を得ることができます。
位置情報は「緯度経度」や「XY座標」で表現することもあれば「住所」で表現することもあります。電話番号の「市外局番」も位置情報を示すデータといえます。東京都庁を例にそれぞれの方法で位置情報を表現してみると、このようになります。
① 緯度経度:35.6896342,139.6921007
② XY座標 :-34445.841,-12821.502
③ 住所 :新宿区西新宿2-8-1
④ 市外局番:03
イメージできたでしょうか?
(2)GISの特徴
GISの特徴はいろいろありますが、データが可視化できることと空間的な解析ができる点が注目すべきところです。
[特徴①:可視化]
まず一つ目の特徴、データの可視化です。位置情報を持っているデータを地図上に表示すると、データの全容が明らかになったり、新しい情報を得る事ができます。
例えば、桜前線のデータが「東京都:3/21、静岡県:3/26、名古屋:3/22(引用:ウェザーニュースで公表されている2020年の開花予測)」とすると、もちろんこれだけでも情報としては十分ですが、下図のように可視化すると直感的に分かりやすくないですか?特に、東京都と静岡の間はどうなの?ってところも、地図だとグラデーションになっているのでイメージしやすいですよね。

(引用:ウェザーニュース )
他に身近な例でいうと、人口分布図もGISが活用されています。各都道府県や自治体が公表している人口分布図は、国勢調査結果や住民基本台帳をもとに作成されていることが多いです。

(引用:豊島区HPより )
[特徴②:解析]
二つ目の特徴は、同じ位置にある情報を重ね合わせて解析ができる、という点です。
例えば、新規店舗出店を計画しており「駅から近くて人口の多いところ」を探しているとします。GISはデータを重ねることができるので、「人口分布図」と「駅から半径100m」という2つの情報を重ね合わせれば、両条件に合致する場所を簡単に出店候補地として特定することができます。
GISはこのようにマーケティング分野はもちろん、様々な情報をもとに策定する都市計画にも活用されています。
(3)さいごに
弊社は、GISデータの作成だけでなく、位置情報をもっているデータの利活用についてのコンサルティングも行っています。こんなデータがあるけど活用方法が分からない。こんなことできる?などなど、お気軽にご相談ください。