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Me and Songs

トレイシー・ガンズ #3 / Guns N' Rosesのプロ意識

2020.01.24 10:00

トレイシー・ガンズ(from LA Guns)のインタビュー要約シリーズ。今回は彼が初期に参加していたGuns N' Rosesのお話です。



*要訳ですので、多少の省略・入れ替えを含んでいます。


RR: Riki Rachtman

TG: Tracii Guns


舵取り役だったイジー


16:49 ~


RR: キミがまだGNRにいた頃の話を聞きたいんだけど、当時アクセル・ローズや他のメンバーといた時に「これはちょっと普通のバンドじゃないぞ」という感触はあったの?


TG: あぁ、あったね。特にイジー・ストラドリンは、バンドのあの雰囲気を決める上で功績は大きかった。


彼がある種のバロメーターだったんだ。



僕らが極端な方向に行こうとすると、いつもイジーが睨みを利かしながら、「クールにしていろ」って感じでね。


きっとアクセルも同じことを言うと思うんだけど、オレ達誰もイジーの許可がないことをやろうと思わなかったんだ、変な感じだけどね。


プレイが最も控えめな彼が、最もクールだったのさ。



俺たちはチームとして上手く構成されていた。サウンドも良かったし、楽曲も、バンドの方向性もね。アクセル・イジー共にプロ意識があったんだ。



反対したイジー


18:10 ~


元々いたドラムとベースが去って、スティーブン・アドラーとダフ・マッケイガンが入るんだけど、スティーブンは既にアクセル、イジーとHollywood Roseの一員として活動を共にしたことがあった。



なので、イジーはスティーブンが「どういう奴」なのか知っていたんだ。


オレとアクセルがスティーブンを加入させようとした時にも「いや、ヤツはダメだ」と反対した。


最終的にはオレとアクセルの思惑通り、加入させることになったんだけど。



ブレイクの実感


18:45 ~


オレ達、当時のシーンで結構話題になったと思うよ。


オレが脱退したのは19歳だったから、オレはGNRのブランドネームの下に9か月しかいなかった。


それでも、人気の高まりは明白だったよ。



自分達の人気の高まりをどうやって感じ取れたかって言うと、ライブの時、アクセルが歌う時間より話す時間の方が長くなっていたんだ(笑)


「言うべきこと」が増えたんだよ。


誰々、誰々、ありがとう!誰々、誰々、くたばりやがれ!みたいにね。



昔から、作曲面でのイジーの貢献度はよく話題になってきましたが、バンドの「見られ方」にまでイジーの意識は向いていたんですねぇ。


モトリー&ガンズは、当事者の発言の信頼性に若干問題があるため(笑)、こういう第三者の記憶は非常に興味深く、ありがたいです。


次回、モトリーのお話に続きます。