『「愛」が基盤』
2019.12.09 02:21
鮫島純子様(明治の実業家 渋沢栄一翁令孫)をゲストに
お迎えした、照隅会「神渡良平人間学」第49回。
12月8日に無事開催しました。
ご協力いただいた尾崎行雄記念財団の石田事務局長に
深くお礼申し上げます。
神渡先生より、著書「天翔ける日本武尊」から
日本武尊の苦悩と見守る天之御中主神の恩寵、
陽の当たる者と当たらぬ者との葛藤を経た氷解のお話。
97歳の鮫島様からは、憲政記念館とのご縁として
尾崎行雄翁と祖父渋沢栄一翁、自身と相馬雪香様(
行雄翁三女)との親交を紹介いただきました。
照隅会と尾崎行雄記念財団との縁をそもそもつないで
くださった長峯基先生には、大変感謝しております。
「相手の喜ぶことをする。何でも楽しんでやる」の
お気持ちで純粋な公益を追求し、「日本全体を
良くしたい」と切実に願っていた渋沢翁。
「愛」を基盤として自分の身を通し世の中に遺すと
いうDNAは、孫の純子様にしっかりと受け継がれました。
朝、明治神宮を参拝し自然の気にふれている純子様。
95歳の際、最近自分は年をとったなと感じられたこと
があったそう。
そうおっしゃりながら1時間近く立たれたまま、
綺麗な姿勢でお話をされるそのお姿には敬服でした。
「純なる哉、純なる哉」と御祖父様に名付けられた通り、
心身の広く澄み渡る清浄な方の素晴らしさ。世界平和の
「祈り」を実践され「愛」に溢れた多くの言ノ葉を、
直接お聞きできたことに深く喜びを感じております。