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yogacafe shizuku

HSPって何?

2020.01.19 03:53

最近、HSP(ハイパーセンシティブパーソン)について、新聞記事の生活欄で取り上げられているのをみて、

おお!そこまでメジャーになってきたのか!ってちょっと驚いたので取り上げてみました。


簡単にざっくりいうと、繊細さん のことです


大体、繊細な人って、親の育て方とか、気の持ちようとか、色々言われてきましたが、

生まれつき脳の神経システムに違いがあるということがわかってきました。

ハーバード大学の心理学者 ジェローム・ケイガン氏によると、そういう人って赤ちゃんの頃から刺激に強く反応しやすいそうです。


私も、いわゆるHSPです。

HSPといっても、人によってタイプは様々。

私は音、匂い、視覚、触覚、結構ですねえ😅

そのためにまあまあ大変な日々を送ってきました。

自分が自分で非常に面倒臭い。体力はあるのに疲れやすい。


苦手な場所が沢山あります。

人混みはもちろんのこと、意外なところだと、電気屋さん。

男子、電気屋好き 多いですよね。

あそこにはウルトラマンみたいに、短時間しかいられないです。

視覚情報と音情報と電磁波と・・・

電気屋さんのエレベーターなんて、壁全部がカラフルな広告だったりして、あそこはキツイ・・・・


親に 鈍感力って大事よね って言われると、

わかってるさ って 心の中でヤサグレてました。 振り返れば母もHSPのくせに!


そして、ウチは娘もHSP。

本当大変。


HSPって無駄に疲れます。

娘に、彼女の感覚は調整して使うべき と、伝えている途中ですが、それがなかなかうまくいかない。

生まれつきその感覚ならば、皆同じ感覚を持っていると勘違いしているので。


例えば、学校は楽しいけど疲れる。

友達一人一人が何をどう感じていて、どのモードで返して欲しいかわかるから、そうやって皆に返している。

⇨ 普通それはしないんだよ

そんなことをしていると、自分は何を感じて考えているのか、すっかりわからなくなり、疲労だけが残ります。

でも、繊細さんにとってみれば、標識のように出ているサインを無視するのって意外に簡単ではないんです。

自分の気持ちに気付くより先に、相手の気持ちに反応してしまう習慣が子供の頃から出来上がってしまう子も多い。


そんなこんなで、HSP思春期女子は、輪を掛けて大変になります。


ブログに取り上げたのは、

HSPなのに、それを自覚せずに過ごしていると、生真面目な方は自分を責めてしまったりと、生き辛さ満載になってしまう方も

少なくないからです。


なんで疲れやすいのかな

みんな出来ているのに、これくらいこなしているのに、私はしんどい。

自分は根性なしだ。 ダメだ。 

そして感性が高いので、緊張も強く、パニック障害を発症してしまったり。


私はHSPという概念を知る前から、自分で自覚していたので、家族にはママの特徴 として知らせてありました。

時々、完全に1人になりたい。 誰もいない時間が必要。

これは最初、夫には誤解されました。

「つまり、僕と一緒にいたくないってこと?」

それは誤解で、私の特徴なんだということをわかってもらうのに数年かかりましたが、

今は、お風呂に入るように、ママが時々1人でいなきゃいけないのは、当たり前になりました。


HSPは大変ですが、特徴を活かせば、良いところも沢山あります。

HSPさんは、多分家族の持ち帰った感覚にも繊細に反応出来たりします。 

家族は大事にケアしてあげる。


子供の病気の発症前から、発症しそうだと予期して対策がうてたり、

学校で何かトラブっているのを察せられたり・・・

そうでない方に比べて、ピンポイントで手厚くケアすることが可能。

だから手を抜くところは抜いて、ママが良い状態でいれば、家族の気持ちをちゃんと受け取れて返せるから、

ボロボロに疲れてわけわかんなくなるよりずっと効率的です!


そして、自分は休むべき時にしっかり休む。


そうやって家族の危機や子供の危機を、私の感性がうまく働いて乗り越えられた事が積み重なって、

夫は最近、悪いことではなく、むしろ便利 と理解してくれるようになりました。

そこまでくるには、話し合いがとても大切です。

自分の感覚を伝えること。そして、自分の感覚を受け止めてくれた事に対してどれだけ感謝しているをか伝えること。

自分には無い感覚を受け入れるのは、外国人を受け入れるのと同じくらいに難しいことだったりします。

だからいつも、 有り難う。


ご自身が疲れやすく繊細だと思っている方

お子さんがやたらと神経質な方


違う見方をしてみれば、自分を責めずに楽に生きられる方法がみつかるかもしれません。


私もHSPについての本は4、5冊読んでますが、最近みつけたこの本が

一歩つっこんでくれてるなあって思います。


自分の感覚、大切にしてみましょう^^