【レポ】若者のゲーム障害
昨日は神戸芸術センターで行われた、武庫川ロータリークラブ主催の22回目の発達障害理解のための基礎と実践講座へ行ってきました
1000人が入るホールもお席がほぼうまる状態でした
関心のたかさがうかがえます
廊下で販売されていた本もズラリと長蛇の列…
竹田先生自らオススメの本を舞台から説明されてました
わたしも2冊購入しました
国立大学大学院ドクターコースを修了した青年Kさんとの対談
〜自閉症スペクトラムと共に生きる〜
⚫︎大阪教育大学名誉教授 大阪医科大学LDセンター顧問
竹田絜一先生
竹田先生の講演会に行くたびよく話にでてくる彼
この日、初めて登場!
30代の彼は、話すよりも【聞く・読む】が得意
あの有名な国立大学を卒業されたほどの学力をもっています
終わりの方にお母さまもでてきて、就職するまでのお話をしてくださりました
⚫︎中高生のゲーム障害の診断と治療について
〜ゲーム依存から抜け出すには〜
大阪市立大学医学部付属病院神経精神科
片山素久先生
ゲーム依存は、病気?
ネット、スマホ、SNS依存とのちがい
世界保健機関(WHO)はゲームのやり過ぎで日常生活が困難になる「ゲーム障害」を国際疾病として正式に認定した。
ゲームを行いたいという衝動が抑えられない
・日常生活の何よりもゲームを優先する
・仕事や学業、健康等に支障をきたしても、ゲームが止められない
・ゲームを継続することで、個人、家族、社会、学習、仕事などに重大な問題が生じる――などといった状態が12カ月以上続き、社会生活に重大な支障が出ている場合にゲーム障害と診断される可能性がある。
なかなかやめられないのにも原因があります
●課金するとレベルがあがり、簡単に達成感が味わえる
●アップデートされて、ゲームに終わりがない
●オンラインゲームはボイスチャットで好きなことだけを話せる
●現実逃避ができる
●グループ戦あり
(途中でぬけられない)
●家族環境も要因の一つ
(パパが子育てに無関心だと、ママが子どもを取り込もうとする)
→わたしも気をつけます
ゲームをとりあげるだけでは、ダメ(攻撃性があがったり、かくれてゲームするようになる)
断ゲームではなく、節ゲーム(時間をコントロール)
ゲーム障害に有効な薬は、ない
認知行動療法やカウンセリングなどで治療法あり
アルバイトをすることも有効な手段のひとつ
長期化や診察に時間がかかるため専門外来が少ない
最新のゲーム障害のお話は、とても勉強になりました