温泉旅館で起こった殺人事件の犯人を突き詰めろ!誰よりも早く真相にたどり着いたプレイヤーの勝ち!推理・論理系ゲーム好きにおすすめ!4人の容疑者【遊び方 ルール説明】
温泉旅館で起こった殺人事件の犯人を突き詰める、推理系ゲーム「4人の容疑者」。
遊び方をカンタンに紹介します。
- 内容物の紹介
- 遊び方
- 勝敗について
- 実際の流れ
- まとめ
・内容物の紹介
中身はこんな感じ。
1:アリバイカード 16枚
各容疑者のアリバイを示すカードです。人物、場所、時間が描かれてます。
2:聞き込みカード 22枚
各プレイヤーが容疑者のアリバイを確認する時に使用するカード。人物・場所・時間の3種類があり、それぞれ1~3の数字が描かれてます。
裏面はコインになっていて、協力者の力を借りるときに使用します。
3:協力者カード 6枚
特殊な効果を持ったカードです。聞き込みや回答時に使用することができます。
4:アリバイカード一覧表 1枚
アリバイカード16枚を一覧にまとめた表です。
5:協力者カード早見表 5枚
協力者の特殊効果を一覧にまとめたカードです。
6:メモパッド
ゲーム中に使用するメモパッド。聞き込みをした際にアリバイが取れた人物を消していきます。
結構分厚い…。
・遊び方
プレイヤーは温泉旅館に泊まっていた4人の宿泊客のアリバイを調べていきます。自分の手番では、他のプレイヤーに聞き込みをし、アリバイの取れた容疑者、場所、時間を消していきアリバイのない人物を特定していきます。他のプレイヤーに聞き込みされた場合は、事実に沿った回答をしていきます。
・勝敗について
他のプレイヤーより先に、事件の犯人と殺害時刻、場所を特定できたプレイヤーの勝ちになります。
・実際の流れ(3人プレイ想定)
・ゲームの準備
協力者カード6枚を全てのプレイヤーから見える位置に並べます。そして協力者カード早見表を各プレイヤーに配ります。
聞き込みカードをよく混ぜ、重ねてひとまとめにしてテーブル中央に山札として置きます。そこから2枚をめくって表向きに山札のそばに並べます。
メモパッドを各プレイヤーに1枚ずつ配ります。
アリバイカードをよく混ぜ、1枚取り除きます。このカードは中身を確認せずに箱に戻します。このカードが「裏付けの取れないアリバイ」になります。このカードの内容を一番先に特定したプレイヤーの勝利になります。
残りのアリバイカードを各プレイヤーに配ります。このカードが手札になります。そしてアリバイカード一覧表をすべてのプレイヤーから見える位置に置きます。
・4人プレイの場合
1人のプレイヤーの手札が1枚少なくなります。このプレイヤーは、左隣のプレイヤーが持つアリバイカードヵら1枚引きます。そのカードの内容を確認したら再び左隣のプレイヤーに戻します。カードを見せることになったプレイヤー(1枚カードが少ないプレイヤーの左隣のプレイヤー)がスタートプレイヤーになります。
・3人プレイ 5人プレイの場合
任意の方法でスタートプレイヤーを決めてゲームを進めます。(説明書には最近温泉旅館に泊まったプレイヤーがスタートプレイヤーと記載されてます。)
ゲームの準備はこれで完了です。
2人プレイに場合は、ルールが異なる部分が多いため下にまとめて記載します。
・ゲーム開始
スタートプレイヤーから時計回りにゲームを進めていきます。
まず初めに手札の確認をします。
アリバイカードには人物・場所・時間が描かれてます。
自分の手札にあるものは「アリバイの取れている人物・場所・時間」になるので、メモパッド上でチェックを付けたり×を付けたりして容疑から外しましょう。
プレイヤーが手番でできることは聞き込みだけです。場に出ている聞き込みカード2枚の内、どちらか1枚だけを使って他のプレイヤーに聞き込みをすることができます。
聞き込みカードは「時間・場所・人物」の3種類があり、それぞれに1から3の数字が描かれてます。これは他のプレイヤーに聞き込みできるアリバイの種類と数を表してます。
左は「時間に関して1つ他のプレイヤーに質問ができる」カードです。
例「あなたの手札に9時が描かれたカードは何枚ありますか?」
真ん中は「場所に関して2つ他のプレイヤーに質問ができる」カードです。
例「あなたの手札に9売店と庭が描かれたカードは何枚ありますか?」
右は「人物に関して3つ他のプレイヤーに質問ができる」カードです。
例「あなたの手札に赤城と岩井と上原が描かれたカードは何枚ありますか?」
今回場に並んでいる聞き込みカードは「場所に関して3つ質問」と「時間に関して1つ質問」のカードです。
この中から自分が確認したいものを選び、他のプレイヤー1人に質問をします。
「時間に関して1つ質問」できるカードを使って前方のプレイヤーに聞き込みをしました。
聞き込み内容は「あなたの手札に12時が描かれたカードは何枚ありますか?」。
聞き込みカードを使用したときは、質問したプレイヤーに聞き込みカードを裏向けにして渡します。これは協力者コインに変わります。協力者コインは聞き込み時や回答時に協力者カードを使用する場合必要になります。
質問されたプレイヤーは正直に回答しなければいけません。
また回答が2枚以上ある場合は、回答者は質問者だけに手札を1枚見せなければいけません。見せるカードは質問内容を含むカードの中から回答者が選べます。
「あなたの手札に12時が描かれたカードは何枚ありますか?」に対して前方プレイヤーは「2枚」と答えました。そして内一方の手札を見せてもらいました。手番プレイヤーは回答内容と見せてもらったカードをメモパッドに記載します。今回の回答で12時は全員アリバイがあることがわかりました。
質問をして回答があれば手番が終了になります。手番終了時に手元に5枚以上の協力者コインが置かれていた場合、4枚になるように来れている分の協力者コインを捨て、聞き込みカードとして山札の一番下へ戻します。
最後に、山札の一番上のカードをめくって、表向きのカードが2枚になるように並べます。
・協力者について
聞き込み時と回答時に、プレイヤーは協力者コインを支払うことで協力者カードを使用することができます。協力者カードはそれぞれ使用するコイン枚数が異なります。必要なコイン枚数はカード左上に描かれてます。
上段の背景が緑色の協力者カードは聞き込み時に使用することができます。自分の手番中にコインを支払うことで能力を使用することができます。
下段の背景が赤色の協力者カードは回答時に使用することができます。回答する時に協力者コインを支払うことで能力を使用することができます。
協力者の能力を使ったら、その協力者カードを取り、自分の手元に置きます。これ以降、自分の手元に置かれている協力者カードの能力を使用することはできません。他のプレイヤーが協力者コインを使ってその能力を使用した場合、協力者カードが手元からそのプレイヤーへ移ります。手元からなくなれば再びコインを支払いその能力を使用することができます。
つまり、「誰も使っていない協力者カードを1人のプレイヤーが連続して使用することは不可能」ということです。
・協力者カードの種類
仲居:使用コイン1枚
質問に対する回答を質問者のみが得ます。ただし、回答が2枚以上だった場合、回答者は質問者に手札を1枚見せるので、他のプレイヤーも2枚以上あったのか、1枚しかなかったのかはわかります。
旅行雑誌記者:使用コイン1枚
聞き込みカードに描かれているシンボルや数にかかわらず、任意のシンボル、数の組み合わせで質問をすることができる。場に並んでいる2枚の聞き込みカードの内1枚を質問者に協力者コインとして渡すことは通常通り行います。
番頭:使用コイン3枚
手番を2回行う。通常通り、2枚の聞き込みカードから1枚を選んで他のプレイヤーに質問を行う。
小説家:使用コイン1枚
質問に対して、実際に手札にある正しい枚数ではなく「1枚多い数」か「1枚少ない数」で回答する。多く言うか少なく言うかは自由だが、正しい枚数で答えるのはNG。
実際の数に関係なく、回答が「2枚以上」の場合は手札を1枚見せなければならない。
庭師:使用コイン2枚
質問に対する回答が「2枚以上」で手札を見せなければならない時でも、手札を見せなくていい。
※「芸者」の能力で手番プレイヤーが自分の手札を見せるときには使用できない。
芸者:使用コイン3枚
回答が「2枚以上」で手札を質問者に見せた時に使用。質問者の手札に見せたカードの「人物・時間・場所」いずれかが一致するカードがあれば、それを見ることができる。該当するカードが複数枚ある場合はその中から1枚を見ることができる。見せるカードは質問者が選ぶ。
手札の中に一致するカードがなかった場合はカードは見ることはできませんが、能力は使用したことになり協力者カードは手元に置かれ、支払ったコインも戻りません。
手番をスタートプレイヤーから時計回りに行っていき、最初に犯人(ゲーム開始時に取り除かれたアリバイカード)を特定したプレイヤーの勝ちになります。
犯人が分かったプレイヤーは任意のタイミングで宣言することができます。宣言したプレイヤーは、推測した答えを自分のメモパッドにわかりやすく印を描くことで回答します。そのあと、宣言をしたプレイヤーは取り除かれたアリバイカードを確認します。この時、メモ用紙の回答とアリバイカードの内容が他のプレイヤーにはわからないようにします。声に出したり他のプレイヤーに見えてしまわないよう注意してください。
解答が正しかった場合、このプレイヤーの勝利になります。メモパッドとアリバイカードを全員に見せましょう。
解答が間違っていた場合、こんっプレイヤーは敗北になります。確認したアリバイカードを元の場所に戻します。手元にあるすべての協力者コインを山札の下に戻します。
ゲームはこのまま続きますが、敗北したプレイヤーの手番は飛ばします。しかし回答者としては参加します。他のプレイヤーから聞き込みされた場合は正直に回答しましょう。受け取った聞き込みカードは直ちに山札の一番下に戻します。
複数のプレイヤーが同時に宣言を行った場合も、流れは同じです。宣言したプレイヤー末手が回答と確認する権利を得ます。複数人が同時に宣言し、複数人の解答が正しかった場合は、勝利プレイヤーは複数人いることになります。
もし一人を残して他のプレイヤーがすべて誤った解答により敗北となったら、残った一人が勝利となります。
・まとめ
平たく言えば、相手の手札を推測しながら隠された1枚のカードが何かを当てるゲーム。クルードのカード版、といったところです。
推理というよりは論理的な思考が必要になるゲームだと思います。誰に何を質問したか、誰にどの手札を見せたかを覚えておきつつ、他のプレイヤー同士の質問・回答もしっかりと把握しておく必要があります。協力者の能力もしっかりと使うところは使っていきブラフを張ったり、情報を与えなかったりしながら、どう質問すれば数少ないターンで答えにたどり着けるかを競うゲームです。2人から5人で遊べ、何人で遊んでもそこまで難易度が変わらず、しっかりと頭を使う必要があります。脳みそフル回転して遊びたいときにオススメです!
個人的に絵が結構好きです。上原夫妻だけはホンマに怖いけど…