考察 。
2020.02.28 13:21
機嫌を、伺う。
機嫌を、伺われる。
自分自身の発言で、
全ては決定される。
こうと言えば、こうなる。
そこに賛否両論はない。
求められるのは、
相手の気持ちを読み取り、
些細な反応から、良いか悪いかを見極める。
ポジティブに見れば、
自分の好きな様に出来る環境。
悪く言えば、
自分自身の判断と責任が全てである現状。
意見、質問がない事は、
分かり合い、成長する道は極めて細い事。
言い合いを、出来ない事は、
お互いを、深く知り合えない事。
メリットは、
爆弾を爆破させない限り、
表面上に、幸せが保たれる事。
好きよ、好きよで隠れていた、
甘い蜜の副作用が、
じわり、じわり、と、
2人を蝕んでいく。
面倒な話なんて後回しで、
ただ笑顔でいられたらそれでよかった。
と、依与吏さんは言った。
こうは、なりたくないと、聴いていた。
互いの汚れは見て見ぬふり
すれば嫌いになるわけないから大丈夫。
どうしたら、
たくさん、喧嘩できるだろう。
どうしたら、
互いの汚れを、互いに、綺麗にしていけるのか。
と、考える。
と、同時に、
喧嘩のしなくていい存在に、
なってしまいたいとも思える。
子供らしさを、
今すぐに消しさって、
酸いも甘いも味わった、
教養のある、賢く、落ちついた、
そんな良い年齢の大人になりたい。
気分だけで、口にせず、
勢いだけで、行動せず、
一切の狂いない知的な発言者でいたい。
頭のキレる人でいたい。
何の気遣いや苦しみなく、
ただ純粋に、好きな人でありたいのに。
もう、そんな立ち位置ではないのだと。
自分はもっともっと上手くやれるって、
思っていた。
依与吏さんは言った。
嫌よ嫌よ で隠れている、
箱の奥に残されたモノ。
嫌よ、嫌よ。
つまりは、嫌い、嫌い。
マイナスな感情全てに流されて、
その中に残った
「好き」という感情までも見落とす様な、
そんな結末だけは、
許されない。
完全な、バットエンド。
ホントは色んな事を繰り返して
積み重ねていくモノなのに、
二人で乗り越えていくモノなのに。
そうする事で、
絆も愛もどんどん深まっていくのに。
ぶつかり合い がない関係は、
押さえ込み、忘れる他ない。
つまりは、衝突の度、
好きになるよりも、
嫌いにならない方法を考える。
そこに至る本質は、
最初から分かりたいとは思わないし、
分かってくれなくてもいい。
なるように、なればいい。
相手に合わせて、いればいい。
我慢、すればいい。
話し合いは、どうでもいい、と。
でも本当は。
それが1番 「こわいはなし」
そう言えば、
弟がYouTuberになるらしいよ？