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9-GATE Motor cycle maintenance/modefy

ジェネレーターガスケットをケチると痛い目みます。

2020.01.27 00:50

SRのACG(オルタネーティング カレント ジェネレーターの略なんですよ)は

ジェネレーターカバーを開けると見る事ができます。

SRのジェネレーターカバーを開けた事のある人ならご存知だと思いますが

ここ、ガスケットが入ってます。

よく当店に来るSRでも見かけるのですが、このジェネレーターカバーガスケットが切れていたり、

そもそも入っていない車体もあります。

入れなくても油が漏れてくるわけではないので、即座に問題が発生するわけではありませんが、

そのままにしておくと、後で高くつきます。

上の画像は、まさにジェネレーターカバーガスケットが元々付いていなかったエンジン。

この様に、雨水などが浸入して、ローター・ACGもサビだらけ。

ローターを取り外すのも一苦労となり、あまりに取れずに力任せに作業すると

最悪クランクシャフトを破壊してしまうこともあります。



サビでテーパー部が、がっつり固着でなかなか手ごわかったですが、格闘すること2時間

なんとか無事に摘出。

内部はステーター部は思ったほどにサビてなかったですが、

ピックアップはサビまくり。これだと点火信号も取れたり取れなかったりと、エンジン不調に繋がります。


そして、極めつけはこのクランクのシール部がダメージを受けます。

そうなるとシール交換をするしかありません。

そうなりますとオイルも漏れてきますし、充電不良にもつながり、ACGが故障する事もあります。

SRの部品で1・2位を争う高額部品のACGが逝ってしまうと、きつ~い出費となります。

ちなみにガスケットは数百円です。

数百円をケチって10万コースにならないように、ここのガスケットは必ず交換しましょう。

ちなみにこちらのクランクシャフトはラッピングして、今回は事なきを得ましたが、クランクシャフト交換となると、もっと手痛い出費となります。