ジェネレーターガスケットをケチると痛い目みます。
SRのACG(オルタネーティング カレント ジェネレーターの略なんですよ)は
ジェネレーターカバーを開けると見る事ができます。
SRのジェネレーターカバーを開けた事のある人ならご存知だと思いますが
ここ、ガスケットが入ってます。
よく当店に来るSRでも見かけるのですが、このジェネレーターカバーガスケットが切れていたり、
そもそも入っていない車体もあります。
入れなくても油が漏れてくるわけではないので、即座に問題が発生するわけではありませんが、
そのままにしておくと、後で高くつきます。
上の画像は、まさにジェネレーターカバーガスケットが元々付いていなかったエンジン。
この様に、雨水などが浸入して、ローター・ACGもサビだらけ。
ローターを取り外すのも一苦労となり、あまりに取れずに力任せに作業すると
最悪クランクシャフトを破壊してしまうこともあります。
サビでテーパー部が、がっつり固着でなかなか手ごわかったですが、格闘すること2時間
なんとか無事に摘出。
内部はステーター部は思ったほどにサビてなかったですが、
ピックアップはサビまくり。これだと点火信号も取れたり取れなかったりと、エンジン不調に繋がります。
そして、極めつけはこのクランクのシール部がダメージを受けます。
そうなるとシール交換をするしかありません。
そうなりますとオイルも漏れてきますし、充電不良にもつながり、ACGが故障する事もあります。
SRの部品で1・2位を争う高額部品のACGが逝ってしまうと、きつ~い出費となります。
ちなみにガスケットは数百円です。
数百円をケチって10万コースにならないように、ここのガスケットは必ず交換しましょう。
ちなみにこちらのクランクシャフトはラッピングして、今回は事なきを得ましたが、クランクシャフト交換となると、もっと手痛い出費となります。