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TRI-WOOD 介護・終活支援事業部

ジュニアNISAとつみたてNISAの上手な活用法

2020.01.28 06:23

先日、あるクライアントから「ジュニアNISAとつみたてNISAを併用したい」という相談を受けました。

通常のNISAとつみたてNISAの併用はできませんが、ジュニアNISAは子供名義なので、前述のどちらかのNISAとの併用は可能です。両親・祖父母のNISAとジュニアNISAをフルに使えば、譲渡税の20.315%を非課税にすることができます。両親がつみたてNISA 40万円×2、祖父母 通常NISA120万円×4 ジュニアNISA(こども二人と仮定) 80万円×2 なら年間480万円が非課税枠になりますね。

ジュニアNISAは年間80万円が非課税枠で、実際に運用するのは両親祖父母です。他のNISA口座とはリスク分散が大事になります。

ジュニアNISAは、利回りの良かったかつての学資保険の代わりとして使うことができます。さらには、1年間の贈与税の非課税枠110万円をNISA枠80万円に充当することもでき、相続税対策にもなります。

ジュニアNISAで気をつけたいこと

運用なのでリスクがあることは当然のことですが、意外と知られていないデメリットについてまとめておきたいと思います。

1、運用リスクがある

2、18歳まで払い出しができない

3、金融機関を変更できない

子どもの大学費用や18歳以降の留学費用に使うお金としてはいいのですが、途中で病気やケガで大金が必要になった時に引き出すことができないので、保障と言う面では不向きです。もちろん、運用成績によっては予定していた金額に届かないこともあり得ることなので、よく投資の勉強をする必要があります。

3ですが、一度口座を開設すると金融機関を変更できないので、金融機関の対応や手数料等をよく吟味した上で選びましょう!

余裕を持った運用を!

収益性が高く、さらに非課税となれば使わない手はありません。

NISAの欠点である損益通算できないということは、損失額が大きければかえって損することになりかねません。損切のタイミングを誤ってしまう可能性もあります。

そして、前述のジュニアNISAでもお話しした通り、喫緊に大金が必要になった時に使えるだけの現金は計画的に置いておかなくてはなりません。これは保険にも言えることですが…

加入する際には、制度を熟知した上でというだけでなく、NISAに加入する際に例えば住宅ローンや親の介護、こどもの教育費も一度計算した上で計画的な積立と運用をお近くの独立系FPに相談される方が望ましいです。