ギュスターヴ・モロー。出現した神の足もと。
2020.01.31 05:32
ギュスターヴ・モロー。「ユピテルとセメレ」。出現した神の足もと。鷲は最高神の鳥。半分動物の人物は「全て」という意味の名を持つ神話の神パン。女性は左が「死」、右が「悲しみ」。死と悲しみを経て生まれ変わりがもたらされる。天使、茨の冠、白いユリはキリスト教のシンボル。モローの思索は諸教混淆です。
(ギュスターヴ・モロー作「ユピテルとセメレ(部分)、1895年、パリ、ギュスターヴ・モロー美術館、Cat91、2.12×1.18m)