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Welcome to Magical Kingdom

2020.01.29 14:21


こどものころのわたしの世界は

天使やユニコーンや妖精などの

見えないおともだちで彩られていました


行こうと思えばいつでも行けて

淡いパステルカラーで彩られた

ふわふわで優しいその世界が大好きだったな

そしてそれは誰にも内緒の

秘密の魔法の国でした



その優しい夢の世界の住人に

これからもずっといっしょにあそんでくれる?と

尋ねたら


きみがこの世界を忘れなかったらね、と

言われました


もしもきみが大人になって

この世界のことを忘れてしまっても

思い出したら

きっとまた会えるよ、とも



わたしはこの大好きな世界を

忘れまい忘れまいとしていたのに

大きくなるにつれて忘れてしまった


いえ

忘れてしまったのではなくて

もう子供じゃないんだから

いつまでも夢ばっかり見てちゃだめだ、と

大好きだった夢の世界に

自ら背を向けてしまったのでした



ガチャンと音を立てて閉められた銀色の扉の向こう

夢の世界の住人たちが

悲しそうな顔でこちらを見ていたことに

もちろん気付いていたけれど

そうすることが

大人になるためには

避けては通れない道であり

仕方のないことなのだと

閉めた扉を振り返ることもしなかった



これらのすべてを

わたしはようやく、思い出しました



これからわたしは

あの銀色に輝く扉を開けて

かつてのわたしが愛していた夢の国へと足を運び

見えないおともだちと再会したら

抱き合って

喜んで

涙して

再びこの国の住人となることを

2度と背を向けないことを

金色の蜘蛛が金糸で編んだ誓約書にサインをし

モーブピンクに煌く空へと放り投げ

誓約書を輝く花火へと変え

祝福と共に再び約束を交わすのです



そこから生まれるものがたりは

夢物語ではなく

おとぎばなしでもない

確かに「ここにある」世界のものがたり



さあおいでませ夢の世界

まだ誰も見たことがない魔法の国へ

これはこの王国の主人たるわたしからの招待状

どうぞ受け取り

隅から隅まで

たんとご覧くださいませ



銀色の扉の向こう

かつてのあなたもきっと夢見たあの国で

あなたにお会い出来る日を

楽しみにお待ちしております