Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

名画を読み解く

ギュスターヴ・モロー。モローはプロメテウスを「自己犠牲の人」と言う。

2020.01.31 05:40

モローは、プロメテウスを「自己犠牲の人」と言う。プロメテウスは、人間のため最高神から火を奪い、鎖でつながれ、際限なく鳥に肝臓を食われる。モローのプロメテウスは、キリストの顔、という指摘。モローの思想は諸教混淆。人類のための自己犠牲の人、プロメテウスとキリストが重なります。

(ギュスターヴ・モロー作「プロメテウス(部分)」、1868年、パリ、ギュスターヴ・モロー美術館、Cat196、2.05×1.22m)