運動習慣について
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妊娠中のみなさん、産後のみなさん、そしてこれから妊娠を考えているみなさん。
妊娠前の生活で”運動習慣”はありますか?
私は助産師外来を担当するとき、必ずこの質問をします。
なぜなら、妊娠中には運動がとても大切だからです。
もともと運動習慣がある人は、初期の安静期間にストレスが溜まって
「どんな運動ならしてもいいですか?」と聞いてくれます。
こういう方達の場合は運動への導入がスムーズにいきやすいです。
なるべく腹筋を使ったり、ねじりが入るような運動は避けたほうが良いですが、
基本はお腹が張らないなら運動して大丈夫です。
ストレス発散にも繋がります。
そして運動習慣がない人たちは、「え?妊娠中って運動必要なんですか?」と少し嫌な顔をします。
私は助産師として
運動が必要な理由を説明することと
どの程度生活に運動が組み込めるかを、それぞれの生活スタイルに合わせてお話ししています。
お仕事している方は毎日運動は難しいですよね。
出産・育児というものはとても体力のいることです。
人よりも体力がない方々には運動をお勧めします。
マタニティヨガやマタニティビクス・スイムがよく聞かれるようになりました。
私自身もヨガをやるのでとてもお勧めですが、
もともとやってない人には辛いのかもしれません。
一番お手軽なのは
ウォーキング!
これが一番です。
腕を大きく振って、いつもより大股で歩いてみてください。
いつもバスに乗る5分、職場までのあと2駅、、、、
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妊娠期間というのは、今までのご自分の身体を見直す期間です。
今までは自分一人だったから、何をしても良かったし、回復具合もご自身でわかると思います。
でも妊娠してからは思うようにいかないことも沢山あります。
そして意外な落とし穴が2人目の妊娠
1人目の産後にもしかしら緩んだままの筋肉で妊娠しているかもしれません。
そうすると身体の不快症状は1人目の妊娠よりも早い週数から出現する可能性があります。
今まで大丈夫だったのに
・腰が痛くなってきた
・肩が上がらない
・お腹が大きくなるにつれて恥骨が痛い
・姿勢が悪い
・妊婦帯や骨盤ベルトを巻かなければ外を歩けない
ということが増えていませんか?
これらの症状は子宮が大きくなることで、
骨盤・子宮を取り巻く様々な筋肉がうまく使えていないことが原因であるかもしれません。
運動を取り入れるには
”筋肉を正常に働かせられる”ということが前提です。
痛みのある状態で運動をすると、悪化してしまうかもしれないし
それ以上運動なんてしたくありませんよね。
骨盤軸整体は妊娠中の方でも気兼ねなく受けられる整体なのでとてもお勧めです。
運動をするきっかけに
または、運動できない身体を整えるために
そして痛みのない身体で、正しい姿勢で
スムーズなお産に挑むために
ご自身の身体を見直してみてください。