自分で決められない人が多い職場!どこまではお願い出来るの?自分はどこまで決めていいの?
職場で決定権者を無視して意に反する内容を独断で勝手に進めてしまうと問題ですが
「自分で何も決められない人」がいると困ってしまうことは多いですよね。
必要があって他部署に相談や具体的な手続きのお願いをしたら担当者の人から
「私では決められない」と返答がくると
え?「担当」ってなに?誰に話をすればいいの?と
一旦足が止まってしまいます。
もちろん、内容によってはそのように一旦止めて確認をするステップを踏む場合もありますが
簡単な内容にも関わらず毎回同じように対応する人がいたりします。
どんな内容でも別のメンバーに必ず確認をして
では、手続きをしますね!と言われても
その人を介す必要って本当にあるの?と疑問に思ってしまいます。
事実必要があるのかもしれませんし、表現の問題かもしれませんが
その業務の難易度が全く高くないと特にです。
伝達をする窓口だけの役割だと本人もやりがいは感じないでしょうし
毎回足止めをされてしまう依頼者も時間が無駄だと考えて
この人はやる気はあるのか?と思うでしょう。
そこに良い関係性はあまり見いだせないはずです。
どこまで自分でやっていいのか?という権限の範囲がわかっていないのと
周知がされていないからこのような状況になってしまいます。
あまり規模の大きくない企業であれば一人一人の範囲が業務に比例して広いので、こういった疑問が生じやすいです。
- 自分で決めてはいけないと思っている
- 過去にそういう職場に在籍していてそれが当たり前だと思っている
という本人含め誰も本来の形をわかっていない場合もあれば
- 自分で決めて責任を負いたくない
というわかった上で仕事に自分を介在させないスタンスの場合もあります。
前者の場合は本人が認識をすれば変わる可能性はありますが
(慣れているやり方を変えるのはなかなか難しいですが)
後者の場合はそもそもわかっていてやらないので厄介です。
上司は任せているつもりでも「任せきれていない」場合が前者は多いので
「〇〇さんに聞いていいのかわからないけど、確認してもいいか?」と
前置きをして内容を確認する中で
「実際、〇〇さんはどこまで自分の判断で進められるのか?」を確認し
本人も確かにと疑問を持って確認してくれれば
その結果としてどのようにすれば良いかが明確になります。
後者の場合は元々そういった考えなので
その人が上司に相談したとしても
あやふやにされるか良くわからない理由を言われて
黙認が続くことが多いです。
そうなると、仕事を効率的に進めるためにはまずその人に確認をしないで
その人が確認する人物に直接確認をして
その人に手続きをお願いをするという流れになります。
もちろん、権限の範囲によってはこれが正攻法であることも多いです。
時と場合にはよりますがしっかりと意識した人であれば「ここまでは私で決められますがこの場合は〜」と理由を説明するはずです。
ただ、担当なんだから自分で判断できるんじゃないか?と思うのも普通です。
思われてしまうのは仕方がないですが
自分で判断を出来ない理由が具体的にあれば全く問題はないです。
本来は出来る環境で
範囲を明確にしても変わらない場合や
範囲が明確な中でもしっかりとした理由もなく投げてしまう場合が問題です。
どんな状況であれ確実に仕事は進めなければいけませんので、シンプルに考えれば順番が変わってきてしまうだけの話ですが
不信感を抱いてしまう仕事の進め方に対しての疑問を持つことは変わりません。
「なんでこういう人がそのままいるのだろう?」の蓄積が
そのまま会社への不満にもなり
将来的に私は同じようになりたくない
と別の環境を探す理由は
このように生じます。
実際に働いている社員が将来の自分の鏡になりますので
日々のコミュニケーションで苦労をしていると尚更ネガティブに考えてしまいます。
そのようにネガティブが蓄積してしまった場合はきっと良いお手本を見つけらる環境を見つけることで
同じような課題に直面することはなくなるかもしれません。
担当者という肩書がある以上、相手はその領域は理解しているという認識で接してきます。
もちろん、お願いした内容の仕事が出来る出来ないはありますし
そういった自分で判断ができる範囲を自然に理解することは実際は難しいですが
自他共にその線引きを意識しているかしないかで仕事のやりやすさは大きく変わってきます。
組織の中身を理解しようとするとも言えます。
職場で上手くいっていない、特に
あまり仕事を頼まれずに信頼を感じない場合は
その視点で仕事を進めると改善できる可能性があります。
この人にはどこまでなら任せられるかを知っているか知らないか
自分はここまでなら自己判断で進められるけどここからは確認が必要と理解しているか
その線引きがあるかないかで、接し方も頼まれ方も変わりますしスムーズさが大きく変わります。
自然と具体的になることのない部分で
一歩踏み込むと勝手に決めたと思われてしまうなど
上司の考えと相違がある場合もあるのりますので
そういった確認も含めて意識してみましょう。
実際の実務という視点だけでなく
決定権という視点から見ると
範囲の幅が広がったときに大きなやりがいにもなり成長も実感できます。
どんなにやる業務が増えても
自分で決められることが少なければ
市場価値は上がりません。
任せられる仕事とは判断も含めてなので
オペレーターとの差はこの部分です。
その幅がなかなか広がらない場合に、新しい環境を決める判断材料の一つとして
提供をしてくれる決定権の幅という視点も加わります。
仕事は色々な見方が出来て、キャリアの判断材料は自分自身で決められます。
求める条件も希望段階では好きなように決められます。
ただ、現実と大きな差異があると新しい環境に進むのが難しいという話であって
その調整は、情報がないと妥当なラインも見えてきません。
そんなときには以下を活用してみてください。