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ヨーガのある暮らし

カイヴァリヤダーマCCY

2015.06.13 08:22

最近インドで私がTTCを受けたカイヴァリヤダーマについての質問を多くいただいていましたので、せっかくなのでブログにも情報を載せていきたいと思います。

カイヴァリヤダーマ・ヨーガ研究所は、南インドのムンバイやプーネ近くのロナウラという場所にあります。

インド政府公認のヨガの大学であり、古典的な文献や資料などを根拠とした伝統的なヨーガが学べると同時に、ヨーガの科学的研究などが行われているため現代的な内容も学ぶことが出来ます。

私の受けた短期コースはCCYと呼ばれる6週間のコース。

年に1月の5月の2回あります。

私が受けたのは5月のコースですが、インドの夏で暑いこと、また夏休み中のインドの学生も多くコース自体の人数は40人以上いたように思います。

噂によると1月は比較的涼しく、また人数も5月ほどではないようで、少人数で学びたいという方には1月もお勧めかもしれません。

内容としては、毎日朝と夕の2回、ハタヨガのアサナのクラスがあります。

非常に簡単なアサナをほぼ毎日同じ内容で行います。

人によっては単調に感じるかもしれません。私もそれまで行っていたアイアンガーやビンヤサの激しさとは全く違うクラスに最初は戸惑いましたが、徐々にいかに、「最小の努力で、最大の効果を引き出す」ことや「いかにリラックスしながら姿勢を維持するか」といったことを目標にしたときに、新たな難しさを感じ、あえて日々同じポーズをすることで自分の身体の変化や、精神面にも向き合うことが出来たと思います。

その他にもクリアといった浄化法の授業ではいわゆる鼻うがいや、塩水を飲んで吐くことによる胃洗浄の授業など少々ハードなものもあります。

授業は各教科により先生が違い、それぞれの専門の先生が教えてくださいます。様々な教科があり「ヨーガと解剖学」「伝統的ヨーガ」「ヨーガと心理学」「教育学とヨーガ」「ヨーガの指導法」「ヨーガと体育教育」などなど多岐に渡りますがそれぞれ本当に面白い内容です。

他のTTCとは違う知識を沢山得ることが出来ます。

しかし英語で授業を受けるというのは私にとっては大変なことで、また先生ごとにも英語のアクセントが違うことには非常に苦労しました。

全ての授業は録音可能なので、私はiPhoneで録音し毎晩聞きながらノートに書き写す作業を行いました。

筆記試験はほぼ筆記。英語です。

試験問題については過去問の提示があるので、基本的にはそこを勉強しておけば大丈夫ですが、時に新しい問題もあります。

インドでは沢山記述することが重要視されるようなので、ひたすら書きまくります。

実技の試験は、一人ずつみなの前でショートクラスを行います。

6週間の過ごし方は、基本的に平日は大学の外に出ることは出来ません。

週末には許可が出るので、学校の周辺やプーネ、ムンバイまでなら遊びにいくことが可能です。

また敷地の側に大きな湖があるので、そこで友人と泳ぎにいくこともありました。

ただ6週間目はほぼテスト習慣になりますので、英語にハンディのある私はラスト2週間は勉強漬けになっていました。

インド人の学生は遊び三昧の子もちらほらいましたがw

5月の暑い時期のコースでしたが、耐えられないほどではく、また人数も多いため友人も多くできるというメリットもあります。

40〜50人ほどの生徒の中の、10人ほどが海外からの学生で、あとはインド人が多かったです。

試験など非常に大変ではありますが、伝統的なハタヨガが学びたいという方には本当におすすめですし、私も始めてヨガってこんなに深いんだ!!と実感させてもらったコースになりました。

しかしコース終了後に、その大学の創設者の息子さんにお会いする機会があったのですが6週間のコースは「ヨガの匂いを嗅いだぐらいだよ」と言われた時の衝撃は忘れられませんw でもそう思います。

学ぶほどに深くなっていく、一生初心者のヨガの世界。

カイヴァリヤダーマヨーガ大学。すごい場所だと思います。