子供の成長と姿勢
子供の成長を見るのはホントに嬉しいです。
椅子に足がつかないので、足をブラブラさせて座っていた子が、成人式で着物を見せに来てくれました。あんなに小さかった子が成人式で綺麗にして来てくれると嬉しいの一言です。
また、大人になっても、何かあると「御薗治療院へ」って思ってくれるのは、治療家冥利につきます。 しかし、子供の姿勢はもの凄く気になります。
診察の椅子に座ると、腰を折り曲げ、口を開けてダラッとした姿勢でしか座れない。こんな姿勢では、症状がでてきてもおかしくないよなって思ってしまいます。 特に運動をしていて、そうなるとどこか怪我する秒読み前です。注意してみていてあげて欲しいなと思います。姿勢は、結果ですが、その子の思想や思いによっても大きく変化してきます。
夜尿症で来ていた子が、1ヶ月に1回診察に来てくれるのですが、その子も、そんな姿勢でしか座れませんでした。最初はなかなか夜尿症も止まらなくて、やっと止まってきたら、姿勢がピシッとして座っていられるようになりました。
こういう時は、子供を褒めちぎります。凄い格好いいよ~。ってね。 またお母さんには言います。 子供は強制されることを嫌うので、姿勢はチャンとして欲しいけど、長く強制しては駄目です。
食事の前の10秒で良いからキチンとした姿勢をする時間を作ってくださいと言います。 10秒は強制ではありません。それなら習慣にできるはずですし守れるはずです。 躾濃く言わないで10秒だけ待ってあげてください。
その子も、まわりからも言われるらしく、おばぁちゃんからも姿勢が悪いなぁ~って言われていたそうですが、今は全く言われなくなったそうです。 でも、その子には、この方法をやってとは言ってないし、1ヶ月に1回調整にくるだけにしていました。
それでも見違えるように良くなりました。これから体力がついて、もっと元気になってくると予測できます。そういう意味でも姿勢ってホントに大事なんだと思います。
もちろん、姿勢は総合的な結果です。姿勢を無理やり正そうと思ってもうまくいきません。
綺麗な姿勢になってきたら、しっかり褒めてあげてください。そうするともっと自信になります。 時間のかかるものはあります。早く治すだけが技術ではありません。時間をかけて関係を構築していくのも治療です。
我慢強く連れてきてくれたお母さんもよく頑張ったと褒めてあげたいです。子供が成長するのを見るのは本当に嬉しい!!