プレハブ冷蔵庫を作ってみた(前篇)
ブログの記事のプレビューには1枚目の写真が載るので、1枚目をこの写真にしました。
さて、先日、1坪のプレハブ冷蔵庫がパレットにのった形で大型トラックで届きました。
ところで車上渡しというのをご存じでしょうか。
一般的に宅配というと荷物を玄関まで持ってきてくれますが、業務用の配送では車上渡しというのは一般的らしいです。
運送屋さんも古民家で何やらやっているのに興味があるようで
「配送先が、地図に載って無かったけど、ここで良かったんだね。この家ずっと空き家じゃなかった?なんか始めるの?」
「ええ、飲食店をやるんです。セルフリノベーションしてるんですよ。」
とかいうやり取りも楽しいものです!
運び入れたパーツの一部です。
壁、床、天井用のシンプルなパネル。大きさは普通のベニヤと同じサイズですね。
あとは冷蔵庫の床に置くためのスノコも製品に含まれています。
L字型のパネルはコーナーのパーツです。Uの字に見えるのはL字のコーナーパーツを重ねて置いているだけです。左手前にはドアのパーツが見えます。
床に置かれている黒光りしている角材みたいなやつはコンクリート基礎と接する根太です。床パネルに固定するためのボルト穴も開いているのが分かります。
設置場所はここです。
事前に1坪の冷蔵庫設置スペースを用意してありました。
古民家は床から天井までの高さが2メートル程度。梁までは180センチ程度しかありません。
私はそれ程背が高くないので頭をぶつける事は無いですけど、今回導入する1坪冷蔵庫は設置出来ない寸法。苦肉の策で床を抜いて下げるということにしたわけです。
ちなみに梁を抜くという選択肢はありません。家の重要な構造物なので倒壊しちゃうから。
この冷蔵庫設置スペースを作るのにも結構苦労しました。
15cm角の大引きが邪魔になったので、切断して移動し、180cm四方のスペースを確保。
冷蔵庫がギリギリ梁の下に収まるよう、コンクリートブロックの高さを調整、水平を取りながらセメントで固定しています。
手前の1段下がった少し狭いベニヤ張りの空間は、冷蔵庫のドアを開くスペース。
そして組み立て中の様子。いきなり結構進んでいますが、1日目の作業進捗はここまで。
ドアを開けるスペースの床は、組み立ての邪魔になるので一時的に撤去しました。
とにかく狭いので、父と二人の作業ながら、何かと苦労しましたよ。
組み立て順序としては、最初に床パネルと根太をがっちり固定したうえで基礎に置きます。
床板の場所が決まったら、コーナーパネルとか壁パネルを1枚ずつ床にボルトで固定していくのですが、写真で分かる通り、床の裏から壁パネルにボルトを入れることになるのに、御覧の通り手を入れる隙間がほとんどない!
仕方ないので、一旦床を右側に寄せて左側のパネルを固定(手を隙間から床下に差し込んで作業)
左のパネル設置が終わったら、床ごと右に寄せて右側のパネルを固定する。
という面倒な作業になってしまいました。
昼前に冷蔵庫が届いて午後から組み立てを開始、夕方5時くらいまでの作業で上の写真まで。
狭い場所での組み立てのため余分な時間がかかってしまいましたが、広くて平坦な場所でやっていたら、1日で十分完成出来るレベルかと思います。
お宅にも1坪冷蔵庫いかがですか?DIYで全然行けますよ。
ちなみに、冷蔵庫の床に見える丸い穴はドレーンという水を排出する穴です。
エアコンで屋外に水を出すホースみたいなもの。当初はドレーンの水は床下の土に浸透させれば良いと考えていたのですが、どのくらいの水が出るかも分からないし、丁度水道屋さんが工事をしていたので、排水管に接続してもらいました。
予定外の作業だったけど。費用上乗せされなければいいなぁ…
次は翌日のパネル組み立ての終盤の写真です。薄暗い場所だから、いつも写真ぶれてるな。
全てのパネルが1枚ずつきっちりハマっていくのはとても気持ち良いのですが、きっちり過ぎるから、最後ドアパネルがどうにもハマらなかったんです。
なので、一旦右側のコーナーパネルを外して、2枚同時にハメようとしています。
最後2枚を同時に入れる方法で簡単にハマってくれました。
このあたりは父の助っ人が無かったので一人作業でしたが、特に問題なく。
そして最初に乗せた写真のとおり、パネルの組み立て完了です。
ドアを開けるスペースの床も戻しました。
しかしここまではパネルの組み立て。あとは天井上に冷却機を設置しなくてはなりません。
ただ、見て分かる通り天井上にもスペースはほとんどありません。
そう。
天井(2階の床)を抜いて冷却機を設置するつもりなんです。
次回は冷却機の設置までを紹介出来ればと思います。
冷却機を2階に上げるのも苦労しそうですが・・・
今回はここまで。