キー◇ELLE 2016年5月号
STORY
したいこともやらなければならないことも多い若き冒険家 Key。
彼が<ELLE>に入社して‘Key Story’という名前で自身の関心事を共有するプロジェクトを始める。
ということで、準備した。
<ELLE>スペシャルエディターとして活動するKeyの並外れた趣向と生活スタイルに対する本格予告編。
─ ELLEの登場は2回目です。
今回ELLEスペシャルエディターで活動することになったきっかけは?
最初は自分の話をしたくてブログや個人ホームページを開設しようとしたんです。
けど、僕はハリウッドのスーパースターでもないし、‘誰が見に来てくれるのかな?’と思ったんです。
タイミングが重要だと思って、そんな喉の渇くような思いがピークに達したとき、会社にマガジンと仕事をしてみるのはどうかと提案しました。
リアルなコンテンツをよりたくさんの人と分かち合える良い機会だと思いました。
ホームページが最も活性化しているメディアを探したところ、それがELLEでした。
─ ‘Key Story’を通して読者たちに見せたいものは何ですか?
芸能人が‘良い’と言ったら無条件に信じる時代は終わったと思います。
一般人か芸能人かを問わず、1つの分野における専門的な人の影響力が大きくなったんです。
だから‘SNSスター’も生まれるんじゃないでしょうか?
今回ELLEでは僕が着て、食べて、飲んで、塗るKeyのライフスタイル全般の話をリアルにお見せする予定です。
─ 今回の機会を通じて自分の役に立ちそうだと期待していることはありますか?
もっと影響力のある人になりたいです。
単純に有名になるのではなくて、自分の才能で誰かの役に立つことができたら嬉しいという意味です。
そういうとき喜びややりがいを感じるんです。
そんな面で自己満足度を高められるプロジェクトになると思います。
─ コラムが掲載されることになるELLE公式ホームページのモニタリングもされますよね。
もちろんします。
コンテンツの量が膨大なんですよ。
普通、ファッション誌といえば‘ファッション’というキーワードと関連した内容に偏っているじゃないですか。
ELLEは多様な誌面だけじゃなくファッションとビューティー、ライフスタイルに対する膨大な情報を提供しているんです。
特にホームページに読者たちが参加できるコンテンツが多くて面白かったですね。
残念な点があるとすれば、こういう部分がみんなによく知られていないようです。
─ ‘Key Story’のときもそうですが、プログラム制作陣に直接アイディアを整理して伝えることが多いと聞きました。
企画者の資質がうかがえるようでしたが、そういった情熱はどこから出てくるのですか?
過去の経験たちです。
僕はあまり後悔しないタイプなんです。
もう逃したものは逃したとして、むしろそのおかげで気付きを得られることもあるでしょう。
幼い頃は、言われたことを頑張ればいいと思っていました。
でもあるときから、僕を1番マーケティングできるのは自分自身だと思ったんです。
お母さんも僕の趣向をよく知らないじゃないですか。
僕の勝手にやるという意味ではなくて、言われたことだけやっていたら、後でやりにくくなるということです。
─ Keyが目指すマガジンエディタはどんなものですか?
とても大変だと思います。
僕が持っている専門知識の水準はどれだけ高いものなんでしょうか。
でも結局会社員だから、妥協しなきゃならないことがうまれてくるじゃないですか。
そんな風に本人の力量をきちんと伸ばせないことは、考えるだけでも堪えがたいです。
今日のように、20名近いスタッフの方たちを指揮することも頭が痛くなりそうです。
─ リーダーシップはある方ですか?
リーダーシップというより、責任感が強いです。
名前を掲げてする仕事は絶対大まかにできません。
選択自体を後悔することもあるかもしれないけど、始めたことには最善を尽くします。
─ 自分がエディタだったらKeyに聞いてみたいことはありますか?
何でそこまで疲れたように生きてるんですか?
─ ではその答えを。
僕はいつも自分の仕事は芸能人、そして‘何かもう1つ’だと考えています。
写真を撮るときはモデル、演劇をするときは俳優と思って最善を尽くします。
芸能人という修飾語がなくても、その分野で実力で堂々としていたいからです。
最近、僕が公演の衣装をデザインしたというと“芸能人だから楽にやれるだろうね”という人がいます。
そう言われるほど、純粋に才能だけで勝負したくなるんです。
正直、芸能人という職業に対する不安は無視することはできません。
なので、Keyではない‘キム・キボム’の人生も一生懸命に生きようとしてるんだと思います。
─ そのキボムが最近大学院に通っているという噂を聞きました。
そうなんです。
スタイリング教育関連で論文を書こうと準備しています。
‘スタイリング教育が青少年の自尊感に及ぼす影響’というような感じ?
まだ公表されたことではないんですが…でも、隠しておくことでもないので。
─ 絶えず何かをしているんですね。
したいことが多すぎます。
目標を設定したら、最後までやり遂げるためにたくさん努力します。
でも、Keyとキボムはちょっと違う生き方をしている気がします。
Keyはいつも後輩たちの面倒を見たり、責任感ある行動をすることに気を遣い、忙しいです。
キム・キボムでいるときは、1段階から始めなきゃいけないことが多いです。
なのでチャレンジ精神と戦闘力溢れる平凡な20代になります。
─ 情熱のゲージが100%でも、その情熱が夢に届かず辛い青春が多い時代です。
揺らがず情熱を現実にするためのノウハウがあるとしたら?
僕は幸運にも、したいようにできる時期が人より早くやってきたようで、26歳で夢に届く人がむしろ不思議かもしれません。
失敗をよりたくさん経験する歳だと思うんです。
情熱を広げられない状況の中で、無視されたり、世の中のレベルにぶつかって諦めるような経験もあるじゃないですか。
でも考えてみると、僕が間違っていたのではなく、受け入れる人の趣向の問題ということもあります。
僕も後輩が正しいことを言っても、なんだか気に入らなくて違うと言ったときもあるんですよ。ハハ。
そういうことです。
自分を責める必要はありません。
─ Instagramで特にテヨン、ルナ、ニコルなど‘女友だち’と撮った写真が目をひきます。
主にどんな話をする友だちなのですか?
恋愛相談もたくさん受けたり、仲良くなりたい人がいるんだけど‘どうしたらいいかな?’とか人間関係に関する話をするときが多いです。
あとは、会社に対する悩みとか社会生活と関連した話を何度か聞かれたことがあります。
声帯治療するのに良い病院、ショッピングするのに良い場所、祝日に利用しやすい交通手段とか、ちょっとしたこともたくさん聞かれます。
─ 芸能界の‘ビッグデータ’と呼ぶべきですね。
これまで蓄積した経験と知識を総動員してELLEと‘恋愛の悩み?Keyに聞いてみてください’というようなコーナーを進行しても面白いと思います。
生放送でやったら面白そうですね。
恋愛の悩みを募集して、見えるラジオのように読んで答えるのも良さそうです。
─ 体重管理にとても気を遣っていると聞きましたが、‘Key Story’で‘Keyのようにしてみてください。こんな風に’という名前で体型管理のポイントを教えるのはどうですか?
‘サンプル’としてダイエットレシピを1つだけ提案していくなら?
ダイエットレシピは限りなくあるでしょう。
それより、炭水化物を減らさなければいけないけど、それはあまりにありきたりなアドバイスですよね?
‘このぐらいは大丈夫かな’という考えをやめなければいけません。
ちょっとした差で太るんですよ。
─ 写真撮影のときモニターを見ながら自分で“かっこいい”“可愛い”と言っていますが、もしかして自己愛が強い方ですか?
そういう言葉は周りの方たちを笑わせられるとわかってるので言ってるんです。
本当にかっこよくても、モニター見ながらハンサムだなんて言ったら感じ悪いじゃないですか。(笑)
僕のファンじゃない以上、僕を見てかっこいいと思うのは考えにくいです。
なぜかというと、僕はハンサムじゃなくて、人とは違うものがあるんだと思います。
そうしてみると、勘違いせず自分を客観的に見れるところも才能かもしれませんね。ハハ。
─ ELLE ‘Key Story’に先立って、演劇のステージでも逢うことができますね。
<地球を守れ>にはどのようにチャレンジすることになったのですか?
ミュージカル<イン ザ ハイツ>を演出したイ・ジナ先生がふと“演劇を1回やってみたら”と仰ったんです。
先生に対する信頼があったので、作品のことは聞かず“はい”と答えました。
少し経ったあと先生から<地球を守れ>で正式にオファーをするという連絡がきました。
このチャンスを逃したくないと思って、僕が先に会社に話をしました。
事前ミーティングも直接僕が関係者を集めて先生の家で行いました。
─ 演劇はステージ上で俳優たちを息を合わせるのが重要じゃないですか。
練習する時間はあったのでしょうか?
今日も練習してからきました。
何度も時間を割いてします。
台本はいつも手に持ってるし、練習ビデオをもらって観たりしています。
─ 原作映画<地球を守れ>の主人公‘ピョング’は‘カン・マンシク’という人を宇宙人だと信じて拉致する平凡ではない性格ですよね。
キャラクターを解釈するのに大変だった点はありませんか?
<地球を守れ>は僕が元々好きだった映画なんです。
なので、最初に演劇のタイトルを聞いて本当に驚きました。
とても嬉しく思いましたよ。
キャラクターを理解するのに大変なこともありませんでした。
演技するとき、平凡なセリフや静かな感情演技より、狂ったようなフリをしてる役の方が楽なんですよ。
代わりに、ピョングという人物を歪めないように表現するのがプレッシャーになりました。
よく知ってるキャラクターだからこそ、過度に感情移入したらストーリーがとんでもなく緩むこともあるので。
─ ‘オタク’気質をどんぴしゃに狙った<地球を守れ>の元祖ファンだったんですね。
もしかして自分もオタク気質があるのかもと感じるときはありますか?
いつも。
好きなものができたら、ずっとそれにハマってます。
ハマって終わりじゃなくて何度も投資したくなります。
あるときは、日本語の勉強をしようと日本のドラマを見て、‘戦隊物’にハマったことがあります。
‘パワーレンジャー’を種類別に買って集めましたよ。
持ってて遊ぶわけでもないのに、買って嬉しそうに笑ってました。
人についても同じです。
好きになったらその人に夢中で、何でもしてあげたくなります。
─ 地球を守れのピョングのように必死で守りたいものがあるとすれば?
いま、苦悩している時間。
惜しみながら見送らなくてはならないようです。
自分がやりたいことをするには、競争力と説得力を備えなければならないと思います。
そのためには夢に対する考察と専門知識が後押しするべきでしょう。
僕が何かやろうとずっと探し回っている理由もそのためです。
自ら繰り広げるタイプです。
─ 様々な思いを現実に移してみて、自分に何が足りないものがあると感じませんか?
それもまた時間です。
やりたいことを全部するには24時間じゃ足りません。
演劇、海外公演、学校まで、最近特に切実に感じます。
1人でできることは関係ないんですが、みんなと一緒に時間を合わせてやるのが大変です。
─ それでもいまこの瞬間を幸せに楽しむことができる秘訣は何ですか?
“準備できたら言わなきゃ”“完璧な計画があるとき始めなきゃ”と考えていたら、遅いと思います。
同じ時代を生きてる人同士、似たような考えをしてる可能性が大きいでしょう。
毎日がタイミングの争いですけど、誰が先にやるかが重要です。
なので僕は、やりたいことができたら言葉にします。
現実にならなかったとしても、僕が先に考えたということをみんなに知ってもらうこと自体で満たされます。
後悔する時間があるなら、別の目標を実現するために努力する方がより良い選択だと信じているんです。
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