上越・タカマタギ
【日程】2020/01/26
【メンバー】タマ、ふくちゃん、あさ
【レポート】
日曜に日帰りでタカマタギに行ってきました。ふだんは山スキー一辺倒ですが、人のいない展望のいい雪のお山はシーズンに1 回は行くようにしています。当初、ボッチ山行の予定でしたが、タマと福ちゃんがドタ参してくれました。土曜朝、所沢出発時は雨でしたが土樽の登山口に着く頃は穏やかな天気になりました。
以下、報告です。
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道路に雪はなく、車は高速道路架橋下まで入ることができた。
8:45 スタート。深いトレースは平標山への分岐まででそこからはスノーシューの跡があったが途中で切れた。タカマタギ取りつきの尾根の末端は藪に覆われていたので、雪がある斜面から取りついたが藪に雪が積もった程度なので木登りなど交えながらやっと尾根に乗った。尾根に出れば多少雪がついてきて送電線の下でワカンを装着する。スノーシューとワカンのトレースがあってありがたくいただくことに。私といえば天気もいいし久しぶりのワカン歩きでわんこのごとく悦び勇んでハイクアップ!後ろも振り返らず歩いていたら、ペース早すぎ!ペース配分おかしいでしょ!と非難の嵐。すんまそん。。それにしても積雪が少なく藪が目立つ。本来は美しいブナ森なのに、残念。
10:45 主尾根にあがった。ふだんなら雪庇を崩して尾根に上がるのだが、今回は歩いていたら自然に尾根に乗った、という感じで今年の寡雪を如実に物語っていた。主尾根からの展望は絶景もので、ここからの景色を観るだけでもこの山に登る価値はある!と私は思うのだが、今年は藪がジャマしてうーんイマイチである。下界に上越線と高速があって、それらを挟んで眼前に荒沢岳や足拍子が対峙し、その背後には武能、茂倉、巻機など名だたる名峰の白き山なみ。車や電車の音が届く高さなのにこの景色が見られてうれし♪
一時期、黒稜ではタカマタギでセックンをしていた時代があって、あのときは雪庇下で雪洞ほったねえ、武能岳西尾根を女子パで行ったねえ、などと懐かしむ。ブナの枝は霧氷を纏い氷の華をつけたよう。太陽光を反射させパリパリ音を立て氷が散っていく。氷の粒子を浴びてしばしクールダウン。先行者のトレースは尾根の縁を行っていて結構急斜面だ。先行者はスノーシューのようだが最近のものは急斜面でも登ることができるのね。ワカンより潜らないし急斜も登れればスノーシューは雪山にかなり有効かもね。もちっと安価で軽量ならば私もほすぃー。階段を昇るように一歩一歩登り、急斜のトラバースを藪を掴みながらこなせばまん丸な棒立山に到着。
12:10 棒立山山頂でタカマタギと対面する。ひと休みしワカンからアイゼンに履き替え、タカマタギへ向かう。いったん大きく下り、登り返す。先行者のトレースはあるが姿は見えない。
30 分ほどでタカマタギ頂上。日白山も平標山もぐんと近づいてきた。風はほとんどなく暖かく眺望は最高で、雪山ジョイの見本のようだ。ビールも旨し!ずいぶんゆっくりし山頂を後にする。急斜で緊張しながら下り、午後の腐った雪にズボズボはまりながら往路を戻った。
15:30 車デポ地着。ただいま。猿ヶ京のまんてん星の湯に入り打ち上げをし、昭和歌謡のカラオケ化したクルマは月夜の~関越に乗ったのであった。雪が少なく下部は藪が埋まっていなかったが標高をあげればやっぱりタカマタギだった。藪に覆われ道もないただの藪山の地味なこの山は、雪の時季になると超イケてる楽しくていいお山になる。十分楽しませていただきました!ひとりぼっちだったら棒立山で満足して、タカマタギまで行かなかったかもしれない。タマと福ちゃんに感謝です。ありがとう。
また遊んでやってください。
記録/あさ