第5回公演直前!突撃役者インタビュー✩.*˚ vol.10(終)
皆さんこんにちは〜🔅
時間的にはこんばんは🌙*゚
TEAM909です。
本日も元気に第5回公演の役者インタビューを更新していきたいと思いますよ〜!
……なんていつも通りの挨拶をかましておりますが、『負け生き 』インタビューの更新は本日が最後!
そして本番はちょうど来週!!
2月9日!
日曜日!!
18時30分開場、19時開演です!!
もう一度言いますね!
2月9日!日曜日!!
18時30分開場19時半開演……です!!
多くの方の心に残る作品をお作りできるように劇団員一同全力で頑張っております!
パワフルでエネルギッシュなアツアツな作品になっておりますので、どなたでも是非是非見に来てくださいね!
会場でお待ちしております〜!
最後だからこそ、サクッと本編入っていきたいと思いますよ!
てな訳で。
負け生きインタビューの最後を飾らせて頂くのは……!!
◎最近のお写真で1番写りが良い写真。
撮ってくれた人ありがとう。
はい!
今回の『負け犬だけど生きてていいですか?』で大塚信乃役を演じさせて頂いている私、あきです✩°。⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝
……いや本人かよ!!!!!
って感じですね。いえーーい。
サプライズ、まさかまさかの本当に本当の本人更新だよ٩( ᐛ )و☆
不思議な感じになっておりますが、まぁせっかく最後だし、こんなインタビューがあっても良いのでは?って事で!
アゲアゲで更新していきたいと思います。
↑(。•ᴗ•ฅ)↑age↑
※インタビュアーだけ倉石真さん(以下:まことさん)にやって頂きました!お忙しい所ありがとう!
第10回に渡ってお送りしてきたこの『負け生き』インタビュー。
果たして、最後にふさわしいインタビューになり得るのか……?
お楽しみください〜!!!!
☕☆*。
まこと:はい。じゃぁ……回りました。
あき:はーい。
まこと:はーい。よろしくお願いしまーす。
あき:よろしくお願いしまーす。
まこと:じゃぁ……今回インタビューを受けてくれるのは……
あき:はい。えーっと……あきと申します。TEAM909には、2017年の7月から……立ち上げから参加させて頂いております。
まこと:素晴らしい。
あき:ありがとうございます。笑
まこと:最古参ですね。
あき:最古参ですね。古参ぶってます……。
……で、2年前の第2回新宿演劇祭参加作品であり、TEAM909の旗揚げ公演でもあった『川の流れにイシをぶつけろ!!!』や、去年の新宿演劇祭参加作品である『世界一かわいいのは絶対私であとはみんなブスばっか。』にも出演していました。本公演、番外公演にもチラホラと参加させて頂いておりましたが……今回の『新宿演劇祭』は人生で3回目です。どうぞよろしくお願いします!
まこと:よろしくお願いします〜。
他に何か自己紹介で話しておきたいこととかある?
あき:えぇ〜……みんなどんなこと言ってましたっけ……私もインタビュアーなのにこういう時思い出せないのなんなの?って感じなんですけど………
まこと:そうだなぁ……例えば好きなこととか、普段はどんな感じ?とか、あとは社会人だと、どんなお仕事してるの?とか……
あき:普段はー……こんな感じだし……好きなこと……で……話せるものだと……あ、ペンギンが好きです!
まこと:あ、そうだよね。
あき:劇団内だと、夕陽さんと被るかもしれないですが…その……ペンギン好きが…笑
(※夕陽さんはペンギン好き。)
まこと:あ、被らないですね。
あき:大丈夫ですかね……?
まこと:上書きされるので大丈夫です( ◜ᴗ◝)و
あき:なるほど……?笑
じゃぁいいか……改めて、909のペンギン好きとして、今後も主張していこうと思います。ご認知頂けましたら幸いです!
まこと:ブログのタイトルにも入ってるしね。
あき:あぁ〜……っと……あの……アレですねぇ……アレ……闇の深い個人ブログ……。
まこと:闇深くないでしょ?
ちょっとテンションが高いだけで……ほら……冒頭のキャッチコピーとかがね……笑
あき:いやあの…違うんですよ……
ほら……だって……あるじゃないですか……深夜のテンション……と言いますか…あの……だから……そう…ていうかキャッチコピー知っててくれてるってありがたいな!
うん!!あんな闇を煮詰めたようなブログを読んでくれててありがとうございます〜!!!!
まこと:闇を煮詰めたような……?笑
まぁでもそうだよね。稽古日誌とかでも、割とテンション高めだもんね。
あき:ネットではテンション高いんです……基本内弁慶というか………
その影響もあって、基本的に、文章を書くのが好きです。読みやすさとか文才とかは別として。
だから自然とTwitterとかブログとか、文章を扱うコンテンツではテンションが高くなっちゃうと言うか……そんな感じです!
よろしくお願いします!
☕☆*。
◎どういう状況なんだろうね。
☕☆*。
まこと:ずっと気になってたんだけど……
あき:ん、はい
まこと:なんでペンギン好きなの?
あき:え、んん〜……なんででしょうね……
ひとつはまず何となく自分と似てるな〜っていうのがあるんですけど……なんだろ……フォルムとか生態とか……?
あ、でも、ペンギン可愛い!ってなったきっかけはあります。
まこと:おぉ。きっかけ?
あき:はい。私、あの……全然そんなことないんですけど、一応他にもお友達はいるんですけど!!
劇団員に『私の唯一の友達』だと認識されているお友達がいまして……
まこと:唯一の……?笑
あき:私があまりにもその子の話しかしないからなんですけど。笑
で……その子に、中学校の頃に誕生日プレゼントとしてペンギンの小さいぬいぐるみ付きの入浴剤を貰ったことがあるんです。
そのぬいぐるみがペンギンへの目覚め……になったなぁと……今考えれば思います。
まこと:おぉ。そうなんだ。
あき:はい。きっかけはそれでした。それからペンギンがモチーフの物を見るとちょこちょこ買うようになり……何となくペンギンに惹かれていき……水族館でペンギンの水槽の前で時間を過ごし………現在は夜な夜なペンギン……特に皇帝ペンギンの雛の動画を眺めたりする日々を送っております。
まこと:夜な夜な……?
あき:はい。夜に動画を無音で見るのが好きで……
まこと:え……?待って、一瞬で闇が深まったんだけど……笑
あき:あ、待って違うんです!いや違くないけど!なんか普通に癖なんです!テレビでも動画でも、無音で見ちゃうのが!
私、移動中とかは音楽聞くんですけど、基本的に私生活では無音とか、静かな環境が好きで……。動画とかを音ありで見る時も、極力音が少ない動画ばっかり見てます。
まこと:おぉ……。
あき:で……その動画の中に皇帝ペンギンの雛の動画があって……
まこと:……(´›ω‹`)
あき:いやそんな引きずりますか……?
まこと:……つついてはいけない部分をつついてしまった心境なんですけど…今…
あき:えぇ……そんなやばいかなぁ……
まこと:あんま聞かないよね。
あき:普通に癖なんですよね……
まこと:……え、それはさ……夜だけ、とか、夜寝る前だけとか……?
あき:んん……テレビは基本無音かも……YouTubeはたまに音出して見るけど……基本は無音だから字幕とか親切につけてくれるYouTuberさんばっかみちゃうなぁ……
まこと:そっか……
あき:なんか……音着いてると……うるさいって思っちゃって……思うことありません?
まこと:……まずテレビをうるさいと思ったことは無いし、無音で見ようと思ったことは無いね。
あき:そうか……アレですね……私、耳が良いとかでは決してないんですけど、音に過敏な人間なんですね多分……
まこと:いつもうるさくしてすみません!
あき:いや違……違います……うるさくないしそういうのはいいんです……ただ動画とかテレビは無音ってだけで……必要であれば音ありで見るし……それはそれって感じで……楽しいです!あはは!
まこと:……まぁ、ちょっと闇が深い部分が見えましたが……。笑
大丈夫だよ!ネットの海ではキラキラしてるからね!!
あき:ネットの海は優しいからな……
まこと:じゃぁ……今後は、ネットの海を泳ぐペンギンだと思って接していきますね。
あき:かわいい。嬉しい。
まこと:そうだね。現実は……
………おい何が言いたかったんだ!!
◎現実も楽しいよ〜〜〜!!
☕☆*。
まこと:じゃぁ役について聞いていこうと思うんだけど……今回演じる役のお名前は?
あき:大塚信乃ちゃんです。
まこと:ですね。
あき:美大卒のニート。24歳。女性。実家は喫茶店……です。
まこと:なんというか……生意気な子だよね。
あき:ですね。身内とか……身内に近い、気を許した人には特に……。
でもこの感覚、私はすごい分かって……。分かるからこそ、私生活でも気をつけよう……って思います。
まこと:わかるんだ。
あき:うん……なんか、そういう、身内にだけ見せる顔というか……そういうものの落差がある所は分かる。私は、気を許した人には割と際限なく甘えるし、割とこう……気を抜いてるとポロッと失言をしてしまうので……私のそれをさらに理性を取っ払うとこうなるんだろうな……と……
まこと:なんか……あれだよね。あきちゃんは……ネット弁慶だし、内弁慶だよね。笑
あき:いやほんとにそうなんですよ……W弁慶なんですよ……
まこと:ネットでもリアルでも弁慶だったかぁ〜!
あき:身内に甘えちゃうんですよね……色んな方向性で……私自身もそういう奴だし、信乃ちゃんもそういう子だから……
まこと:そっか。偶然にも、役も内弁慶だもんね。
あき:そうなんですよ。内弁慶で……言葉を選ばず言っちゃえば、自意識過剰なんですよ。
まこと:うん。
あき:その自意識過剰が邪魔をして、というか……自分の心を守るためのプライドとか自尊心が邪魔をして、上手く生きられず、やりたいことやってても人の目が気になって結局好きになりきれなくて……自分には何もできることがないって、やりたいことなんてないって嘆く、みたいな人間です……
まこと:ほぉ……
あき:なんだろ、例えば……すごく毎日、楽しそうにしてる人達。嫌な言い方をするなら、所謂リア充と呼ばれる方々がいるじゃないですか。
そういう『普通に幸せな道を行く』人達を心の奥底では羨みつつ、自分は『普通に』生きててもそうなれないから、違う方面……だから、信乃ちゃんの場合は『芸術』ですね。そっちで成功するっていう、所謂普通とは違った形の幸せを掴みたいのに、そっちの道でも振り切れないし。1番好きなものは自分なりにあるんだけど、自分が犠牲に出来ないものを犠牲にしながら努力してる人とか、才能ぶっちぎってる人とか見ると、私は結局そんなに好きじゃないのか……って思っちゃうし。
普通の人が普通に出来る事をどうして私は出来ないんだと、上手く生きられないのだと思いつつ、『普通に生きてる』幸せな人たちを素直に尊敬出来ないから穿った見方をして馬鹿にしてるみたいに煽っちゃう……みたいな。
まこと:なんだろ……常に何かにモヤモヤしてる子なんだね。
あき:そう。なんだろ……根本的に多分誰かに認めて欲しいんだろうなぁ。だから流されやすいんですよね。自分を認めてくれる、もしくは認めてくれる風な人に、流されがち。私も信乃ちゃんも。
信乃ちゃんが美大への進学を決めたのって、『特別になりたい』とか、『他とは違う生き方をしたい』と思ったこと……思うような人生を歩んできたのがきっかけだと思うんです。
承認欲求の行き場として、他と違う生き方をして幸せだと認めて貰いたい、と悩んで、選んだ末が美大だったのかな、と。
まこと:うん。
あき:んで……他とは違う所謂特別な人が行く『美大』に受かって……1回自分の中に
「やっぱ私には何かあるんだ!(そうじゃないと今までの人生とか上手く生きられない現実と帳尻がつかないし!)」って感情が芽生えるんだけど、結局これといってやりたいことも見つからないまま卒業して、美大生っていう肩書きを失い……
「やっぱ私なんも出来ないじゃん!」ってなり……
まこと:なりー……
あき:おかしくない……?って。
「ほかの人たちは普通に生きてるだけで普通に幸せになれるのに、私は普通に生きてて上手くいきられない。なのに才能がないとか、マジで人生割に合わなくない??」って……。
「私だって普通に生きてるだけなのに、それで幸せになれないなら、なにか他とは違う才能かないとおかしいじゃん!」って。
「それでも何もないならもう、私の生きてる意味って何?幸せになる未来も見えないし、このまま無為に歳をとって行くぐらいなら死んだ方がマシじゃん!」って思うけど、結局死ぬ勇気もなくて。
そこでも、不謹慎だと分かってても、死を選べる人と、出来ない自分を比べて、どうせ自分はそっち側に行けない人間だと、ループループで嘆き続けてる、みたいな、そんな役です。
まこと:……日常生活のコストが高ぇの何の……笑
そんなに日常生活ってハードル高いんだっけ?って、思っちゃうよね。
あき:思いますよね。でも分かるんですよその気持ち。私もそういうやつだから。
まこと:ふふ……笑
あき:普通に生きるの難し過ぎるよ……。
まこと:やっぱ闇が深いのかな……?
あき:そんなことない……普通に生きてる……生きてるのにそうなるの〜!!!!
一生懸命 生きてるんだよ〜!!
まこと:うんうん。
一生懸命生きてるね( ´•ω•`)
☕☆*。
◎隅に生きてる。
☕☆*。
まこと:端的に聞いちゃうけど……信乃のことは好きですか?それとも嫌い?
あき:……客観的に見て、すんごい拗らせた面倒臭い女だなぁとは思うけど、私は好きです。やばいなぁとは思うけど、うん。好きかな。
まこと:おぉ。好きなんだ。
あき:似てるからかな。似てるからこそ、自分の嫌な部分を露呈してるみたいで、まじで面倒臭くて性格悪い女だな……って、思うんだけど…………似てるからこそ、なんとかしてあげたくなる。なまじ気持ちがわかるからこそ、なんとかしてあげたいなって……なっちゃうんだよなぁ……
まこと:親心みたいになってるんだね。
あき:そう〜。上手く生きられないんだね……分かるよ……この子を幸せにしてあげなくちゃ……って思うんだけどぉ……
まこと:もはや同志じゃないですか。笑
あき:ですよね。だから実際、信乃ちゃんは、私のことを1番理解出来る人間になると思うし、私も1番信乃ちゃんのことは理解出来ると思う。まぁ多分信乃ちゃんはそれを認めないけど。笑
「はぁ〜〜??気持ちが分かる〜〜??お前に私の何が分かるんだよふざけんな」って思うんだろうな、って思うんだけど。
あくまで私はそう思ってます。
だって私も自意識を拗らせまくった人間だから……だから分かるの……。
まこと:今回アレだもんね。割と全員、内面に役に近い部分があるもんね。多かれ少なかれ。
あき:ありますね〜。考え方の要素だったり、人から見た要素だったり、そこに違いはあるけど。
まこと:ね。やりやすい反面……やりにくい面もあるよね。
あき:まことさんが演じる古屋さんとかは特にそうだろうなと思います。だけど似てる要素はあるなーっと思うし。
なんだろ……だからこそ、今回は全員ハマり役だな、と思って貰えそうな作品だなと思います。
まこと:ね。それをどう生かせるかっていうのが大事だと思うから……
あき:…ガンバリマス……!!
まこと:うん!頑張ろう!笑
あき:「気持ちわかるなぁ」とか、「共感できるなぁ」とか思って頂けるキャラというか……「こいつ嫌いだなぁ」とかでも良いんですけど……むしろそういう負の感情の方が多いかな……。
なんだろ…とりあえず…なんていうか…何かしらを感じて頂きたいですね……うん……そんな感じです……。
まこと:そうだね。共感とかをしてもらえると、より楽しんで貰える作品だよね。
あき:ね。ある意味自己投影、というか……感情移入して見ることが出来る舞台かなぁと思いますので……まぁ見所にも繋がるんですけど……作品の見方も人それぞれだと思うし……。
私は、私の見方で作品をお客さんとして見た時に、1番エモいなというか……グッと来るのは咲智ちゃん(※朝来野咲智。sayaちゃんが演じてます。気になる方はvol.6をチェック!)なので……。
まこと:あなた好きだよね、さっちゃん。笑
あき:彼女のこう……恋愛とか、そういう感情との向き合い方が分かる……というか、やっぱりそこにも似てる部分をどこか感じるからなんですけど。性格というか、年齢のせいもあるのかもしれないけど、私はさっちゃんに感情移入してみちゃうシーンがある、反面、私は咲智ちゃん側にもなれないという思いもある……。
製作者側だけど、そういうところがあるから、重ね重ねになっちゃうけど、見所のひとつとして捉えて頂けたら嬉しいなと思いました。
☕☆*。
◎踊ってた。これは多分プリキュアダンス。
☕☆*。
まこと:ちなみに、信乃周りの人間関係とか聞いても良い?こことよく絡むとか、こことの関係性はこうだとか……
あき:あーーー……えっと…………
まず、その……大塚……じゃなくて、信乃ちゃんは、自分にとって、同性同士の付き合いと、例え腐れ縁でも異性同士の関係の築き方、というか……性別の差で、どっちの方が自分にとって都合が良い付き合いなのかを分かってるというか……。
そんなのは自分の性格だし、人によると思うんですけど……自分にとってはどっちの方が生きやすいか、みたいなのが無意識的にも意識的にも分かってる人なんですね。私も、そういう部分があるので……。
だから、長尾さん(※長尾義樹役。かるさんが演じてます。気になる方はvol.1へ!)との関係が、あぁ言うことになってます。
まこと:長尾さんとのあの関係ねぇ……
あき:長尾さんは、あんなに言っても、信乃ちゃんのこと見放さないし、こんな状況でもお酒一緒に呑んでくれるんですよ……
まこと:聖人みたいだよね……
あき:そう。傍からみたらそれに感謝すべきなんだよ、って思いますよね。
信乃ちゃん自身も、ちゃんと奥底には感謝の気持ちはあるんですよ。こんな私と……っていう。
ただ、それと同時に、「この人こんなに言っても怒らないからだめなんだよなぁ」って思う気持ちもあるし、才能がないのに、ずっと続けられる程好きなものがあることに羨ましいと思う面もある……あるけど結局才能ないからって馬鹿にすることで自分を保ってるんです……好きなものがあるだけ自分より上なんてことは分かってるのに……だからあぁいう形で言葉が出たりするんですが……甘えまくってるんですよね。長尾の優しさに。
まこと:ズルい女だなぁ……。笑
あき:そうなんですよ。自覚がないだけで、人の優しさとか、利用できるものを利用して生きてきてはいるんですよね、信乃ちゃんって。でもそれを気づいてないんです。
自分が今置かれている環境とか、育った環境とか、彼女自身が元々持っているもので、知らず知らずのうちに得をしてるはずなのに、それに気づいてないで嘆いちゃうんですよね……。
人からみたら、信乃ちゃんだって恵まれてるじゃん、って思う人もいるかもしれないのに、それは気づかないんです。
……周りだけじゃなくて自分も見えてないんだと思う。私も彼女も。
まこと:このクズ…!って感じだけど……笑
あき:そう。クズなんですよね……。そうなんですよ……。
信乃ちゃんのこういう考え方があるから、後輩である咲智ちゃんの関係も色々ある感じで……。
まこと:色々ある感じ。
あき:大学の同性の先輩後輩っていう関係なので……先輩でありたいという勝手なプライドはもちろんあるし、普通に仲の良い面もあるとは思うんだけど、長尾さん程好き勝手は言えないし……異性が絡むと女は変わるってことをお互い分かってる……ここは信乃より咲智の方がむしろ分かってそうだなぁ。
まぁそれに限らず、お互いに対して解せない部分というか……女としてのモヤモヤとか、ドロついた感情みたいなのは、むしろ信乃より咲智のが、信乃に対して抱いてそうだな、と思ってる。
まこと:なるほどね。
傍から見てても……ドロドロしてんなぁって、思うもんね……。
あき:思いますか……?
まこと:うん……咲智はどうしても信乃が絡んで来るところは……ギスってる所があると思うから……
あき:そうなんですよ……。でも信乃はそのギスりには気づかない女なんですよね。
多分ほんと、信乃ちゃんは自分が持ってるもので、それなりに得もしてきていると思うんで。気づいてないだけで。
まこと:してるだろうねぇ……。
あき:そう〜。信乃自身は、それは普通のこと、当たり前のことだから得だと思ったことは無くて。だから咲智ちゃんは、恵まれた環境だったり、使えるもの使って得してるのに嘆いてる信乃に対してイライラだったり、どこかその持ってる物に羨む気持ちもあるのかなーって言うのは思ってて。だからこその今の関係なのかなと思います。
☕☆*。
◎情報量が多すぎる写真。
☕☆*。
まこと:じゃぁ見所聞いていこうかな。さっきちらっと言ってたけど。まずは、今回の脚本は好き?
あき:そうですね……好きか嫌いかで言えば好き……かなぁ……。
曖昧な言い方したけど、好きな作品という指数とは別で、グッと来るというか……刺さるなぁという作品の中では昨年の『世界一かわいいのは絶対私であとはみんなブスばっか。』と並ぶくらい……いやそれ以上にしんどいなあって思う……。
まこと:ほぉ。
あき:毎回言ってるのですが、私はボブさんのHPに上がってる脚本を見て好きだと思って入ったので。基本的にボブさんの作品は好きです。
ものすごく勝手なことを言うんですけど、その……ボブさんのお話ですごく好きなお話があり、名前上げてよいのか分からないから上げないけど……その作品を読んだ時の感情に近いというか。
ボブさん自身の才能の捉え方だったり、思いみたいなものが……感じられる気がして……今までの909っぽさみたいなものは抑えめだけど、真っ向勝負って感じで……好きですね。
まこと:うんうん。
あき:なんて言うか……そういう意味で言うと、今回は、909をずっと見てくださっている方から見たら『909らしくない』と思われそうだし、1番賛否を呼ぶ作品だと思うので……そこを含めて楽しんで貰いたいなあって。
まこと:過去作とか読んで思うけど、確かに今までの作品とはテイストが違うよね。
あき:うん。だから……ボブさん自身だったり、みんなもインタビューで言ってるけど……役者達の力とかを信じたり、生かしたりしている演出をしてくださってるから。ちゃんと、それに答えなきゃと思うし、頑張らなきゃ……と思います。し……
まこと:思うし……。
あき:今回、いままで以上に色んな意味でチームプレーだなぁと思って。各々チームごとにわかれて、役者間でも意見交換とか稽古とかして、影響し合ったり、成長し合ったり、っていうのを感じるし、見受けられるので……。
ずっと見てくれてる人には、そういう部分でも成長した姿を見せたいし………………ごめんなさいすごい見所と外れちゃいましたね。
まこと:いやでも……それも見所の1つだと思うし……確かに今までの作品とはテイストが違うかもしれないけど、役者のパワーを感じられる作品だと思うから。役者が光れば光るお話だと思うので………。
頑張っていきましょう!
あき:頑張ります……!
あ、あと……見所……じゃないかもしれないけど、今までで1番、層を選ばない作品かなって思います。
まこと:うん。
あき:今までは割とターゲットを絞った作品だったけど。今回の作品は、色んな方向で色んな意味で、各々人に刺さる作品だと思うから……今まで以上に色んな人に見て欲しいなーって思います!
☕☆*。
◎すごい偉そうに豆乳飲むじゃん……。
☕☆*。
まこと:今回の脚本って、色んな負け犬達の姿から、じゃぁ自分はどうするかっていうのを考えていける作品だと思うんだけど、あきちゃん自身は考え方だったり……何か変わったりした?
あき:んん……本筋から外れちゃうと思うんですけど……
まこと:全然いいよ。
あき:読んで、稽古やるようになって。改めて、っていうのもおかしいけど、私は自分が割と真面目になんも出来ない奴なんだということを再認識した。
まこと:おぉ……。
あき:それ故に……じゃないけど……物の考え方が少しだけ前進した、気がする、です。
今までは、「私はなんも出来ない」▶「だからダメだ……」▶「だめなんだよなぁ……」▶「生きてる価値ないよなぁ……」……っていう、一生終わらない負のスパイラル思考を巡らせて勝手に落ちていってたりしたんですけど……。
まこと:うんうん。
あき:まず人と話すようになって……人と関わらざるを得ない状況になって、色んな人のいろんな考え方を聞いたり、稽古場での姿、お芝居している姿を見て……
なんというか、出来ないままじゃだめだし、出来ないことに甘えてちゃだめだけど、適材適所があるよ、っていうのは分かった気がします。まずはそこからできることを見つけていく、っていうのが大事なのかなって。
なんだろ……ある種開き直りを覚えました。開き直った上で、そこで止まってちゃダメだから、前進しなきゃ行けないんですけど。開き直ること、できない自分を認めることを覚えたことにより、ちょっとだけ息がしやすくなりました。
まこと:おぉ。
あき:稽古期間中、私はほんとに今まで人と向き合って生きてこなかったんだなぁと自覚して、人との関わりで悩んだり、それをきっかけに自分と向き合えたり出来たので……全部が理解出来たわけじゃないし、傍からみたら今まで以上にどうしようもない人間になったかもしれないけど……よい期間を、機会を与えて貰えたなと思いました。
……でもそれだけで終わったら自己満足なので、ちゃんと心に残せる作品に出来るように頑張ります!!
まこと:傍から見てても、こじれてた部分が少し真っ直ぐになった気がするから……
あき:本当ですか……?だとしたら皆様のおかけです。ありがとうございます!
まこと:うん。みんなに感謝しつつ、頑張っていこう!!
☕☆*。
まこと:じゃぁ、この質問なんだけど……
もしいまと違う人生を歩めるなら、どんな人生をあゆみたい?
あき:そりゃ生まれる前からやり直したいし……せめて自意識が形成される前からやり直したい……あと小さい頃からバレエとか新体操やりたかったし……芸大行きたかったし……まぁ芸大は静岡の受けて普通に落ちたんですけど……えーっとあと顔面も骨格変えたいし……キラキラJKになりたかったし……ていうかものすごい美少女になって女子校のお姫様になりたかったし……高校の時クラスメイトに優しくして貰った優しさをきちんと返したいし……待って……無限に出てくるな……
(暖かい目で静かに聞いてくれるまことさん。感謝。)
あき:んん……いや、でも……けど……
まこと:けど……?笑
あき:……でも、もし、なんでもなれて、ひとつ選べるなら、私は昨年演じた『世界一かわいいのは絶対私であとはみんなブスばっか。』の今井キコちゃんになりたい。多くは語らないけど。
自分の武器をきちんと理解して、ずっと前に進み続けられる、キラキラした女の子になりたいです。
……以上!!この話は続けると無限に続けちゃうから終わりです!!笑
☕☆*。
◎キコちゃんの時。謎のラムネ推し。
めちゃくちゃ顔死んでるな。
まこと:はい。じゃぁ最後の質問です。
この作品を観ようと思ってくださった方、興味を持ってくださった方、最後までインタビューを読んでくださった方、まぁどんな方にでも!!なにか一言、メッセージをお願いします!
あき:ひとこと……ひとこと……あの……あの……そうですね……まとまらない……どうしよう……。
あの…みたら前向きになれるとは限らないし、もしかしたら負の感情を抱いてしまうかもしれませんが…何かは残せる作品だと思います。 それを伝えて行けるように……気合いを入れて、残りの期間、頑張って行こうと思いますので……。
頑張ります!!!見に来てください!
まこと:じゃぁ……本日は、ありがとうございました!
あき:ありがとうございました〜!
☕☆*。
はい。
いかがだったでしょうか。
割と本音炸裂したインタビューでした。
こんなやつなんだなぁ……と少しでも興味を持っていただけていたら嬉しいです!
はい。
インタビューも最後。
公演は来週……。
残り少ない期間ですが、できることを精一杯やって、我々の今できる全部をお届けできるように頑張りますーーーーー!!!!!!
新型ウイルスだったり、風邪だったり、インフルエンザだったりが流行っていますが、皆様お体に気をつけて、元気に楽しく冬をお過ごしください❄️🌨✨
2月9日会場でお会い出来ることを楽しみにしております!
以上!
あきでした🐧
またね〜(*°︶°*)ノ"❁.*・゚
⏬公演情報はこちらから!!!