色彩と柄でキャラクターを表す　〜衣装デザイン〜

2月になりました

1月は行く　2月は逃げる　3月は去る…

あっという間に過ぎそうですね

毎日を充実させていきたいと思います

私は最近TV自体見ることが少なくなったのですが

昨晩、主人が見ていたNHK大河ドラマ『麒麟がくる』をチラッと見て…『えっ！』

めちゃくちゃ画像が鮮やか

今までの歴史物の大河ドラマとは全く違う印象にびっくり、画面に釘付けになりました

4K? 8K? 対応だから？

検索してみたら、やっぱり『鮮やかすぎる衣装に賛否両論』という書き込みを見つけました

❐衣装の色彩が鮮やかで楽しい

❐見ていて綺麗なので彩度の高い画面もいいと思う

❐目新しい　現代的

❐インスタ映え　外国人にもうけそう

…という好印象を持つ意見に対して

❐着物の色も風景も鮮やかすぎて違和感

❐ファンタジーっぽく見えてしまう

❐目がチカチカする

❐サランラップのCMのくまさんみたい

なんていう意見も

（画像お借りしました）

あら、ほんとだ

衣装デザイナーは、黒澤明監督のご長女の『黒沢和子さん』だそうです

NHK番組ホームページを見ると

【戦国時代は日本の歴史の中でもとても派手な色が使われていた時代です。オスの孔雀（くじゃく）がカラフルな羽を広げて自分をアピールするように、戦国の武将たちも原色など派手な色彩を好み自分たちをアピールしていました。】

へぇー　そうなんだ！

史実に基づいているんですねー

【それぞれの登場人物がどんな性格でどう生きたのかを、史実だけにこだわるのではなく、脚本に描かれている世界観や解釈を参考にしながら、キャラクターごとにテーマカラーを設定しています。同時に、それぞれの人物の個性や将来を暗示させる柄を遊び心を交えながら考案しました。】

（https://www.nhk.or.jp/kirin/ より抜粋）

柄とリンクさせるなんて、凝った演出！

見落とせないですね

（NHK番組ホームページからお借りしました）

主人公の長谷川博己さん演じる、今の明智光秀は、

『真っ直ぐに伸びる若竹のような若々しさを色で表している』のだそうです

その人となりを、色彩と柄で表す！

ストーリーと一緒に、衣装の変化もとっても楽しみです

番組ホームページでも

これから、衣装について黒沢和子さんの解説が見られるそうですよ

衣装もそうですが

雨の夜の桜の花越しの斎藤高政（伊藤英明）の苦悩するシーンのセットもとても美しくて惹かれました

カラーデザインは、ノンバーバル（非言語）コミュニケーションです

アメリカの心理学者のメラビアンの法則でも

話し手が聞き手に与える印象で

言語情報は7%に過ぎず

93%はノンバーバルの要素だと言われています

その中でも『色』の印象は大きなウェイトを占めています

あなたのキャラクターを表すとしたら

どんな色、どんな柄でしょう？

色を上手にコントロールして、自分の個性を際立たせたいですね

ほんと、色って楽しい！