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基本一人旅でいく、山の話と旅の話

6000mの山、ワイナポトシへ!(準備編)

2016.04.27 00:57

ラパス滞在の二大目的は、ブラジルの入国ビザを取ることと、ワイナポトシに登ること!


ワイナポトシの予約〜初日のレポです。


ペルーとボリビアの国境の街コパカバーナから、バスで4時間。ラパスに着いたのは18:30。激しい頭痛で、宿が決まると倒れるように眠り、明け方目覚めると首肩に激痛。必死にストレッチしてほぐして、ようやく外出したのが10:00頃。

優先順位は、これがなければ帰国できないブラジルビザ。


という状況で、ワイナポトシの予約です。そもそもどこにツアー会社があるんだ?からスタートです。クスコなら歩けば客引きだったのに。


とりあえず、メイン広場に行っても国会議事堂や大統領官邸のみ。それならということで、ガイドブックでホテルやショップがたくさんあるエリアを狙ったらビンゴでした。


次の迷いはいつ行くか。ブラジルビザを引き取るタイミングを考えると、明後日出発の1泊2日か、明日出発の2泊3日です。(でないと週末を挟んでしまい、スケジュールに大きな狂いが生じます)


昨日からこんなに体調悪いのに、明日出発は無茶な気がするし、でも1泊2日も無茶な気がするし。迷いに迷って、明日の体調回復にかけることにしました。


準備しておくように指示されたのは…

・暖かい服装(これは冬用の登山ウェアを一通り持ってきました)

・水1リットルとおやつ(その辺で買いました)

・50リットルのザック(んー、中身を空けなきゃ)


というわけで、ザックの中身を空けるための露天商みたいなバッグを買ったのですが。。。これ、50ボリビアーノ(1000円弱)って絶対にぼられた気がする…。ホステルの1泊やランチ代と同じっておかしい。話の流れ的に「じゃあいらない」が言えなかったのが

なんとも悔やまれます。


ザックをあけた袋は、翌々日の延泊を予約したホステルに預け、出発です!


ツアー会社で、装備一式は貸してくれます、冬山用のジャケット・パンツ・シュラフ・プラスチックブーツ・ヘルメット・アイゼン・ハーネスなどなど、全部は入りきらず、外付けしまくることになってしまいました。靴なんて、どう頑張っても入らないし。


靴紐が切れかけていたり、ヘルメットのバックルが止まらなかったりを指摘すると、別の靴の紐を外して付け替える、なんともエコロジーなレンタルでした。装備をじっくりチェックするのに約1時間。


このツアー会社を今日使うのは私1人だったようで、高くついたけど、バンを独り占めできるのは快適です。

向こうに見える雪山がワイナポトシです。


ちなみに、装備一式レンタル、ベースキャンプまでの往復、2泊3日の宿泊と食事、登山ガイドで1450ボリビアーノ(約25000円)。2人以上で申し込めばもっと安くなります。

ボリビアでこんな額のお金を払うのはためらいがあったけど、日本なら北アルプスへの往復運賃だけでこれくらいかかることを思うと、許容範囲です。


1時間くらいで、山の風景に入ります。正面に見える雪の積もった山がワイナポトシ。


湖もたくさんあります。


不思議な色の湖もありました。


2時間ほどで、ベースキャンプに到着です。まだ12:00。


中には二段ベッドが5台並んでいました。持ってきたシュラフで、ここで寝るのです。


トイレは外にあります。水洗だけど、水は外の水桶から自分で汲んで流します。


外にはリャマが遊びに来てました。


ランチは運転手さんが途中で買いこんだようです。ご飯の上に鶏肉とバナナ。ドリンクはコーラ。正直イマイチ…。


午後からはアイゼン・ピッケルの使い方の練習です。歩いて30分ほどの氷河に向かいます。


垂直の氷壁に軽々登るガイドさんたちに唖然…。


今回案内してくれるガイドのマリオも、ガンガン登っていきます。まさか私にあれをやれと。。。?


本当にやらなきゃいけませんでした(汗)何とかサマになると、マリオが写真を撮ってくれたのはいいんだけど、「写真はいいから、早くおろして!!」と叫んでいるところです。


練習は1〜2時間ほどで終わり、戻ったらフリータイム。外にバードウォッチングに出ました。コンドル⁉︎と期待したけど、ソルテマリアという鳥だそうです。


ガイドのマリオは夕食の準備中です。


こちら夕食。まずはスープ。ちょっと塩辛いけど、まあまあ美味しい。後ろの赤いポリタンクはお湯です。


メインのパスタ。普通においしい。量がかなり多かったです。山で食べ物を粗末にしちゃいけないなと思って全部食べたら、夜中に吐き気が…。


ガイドのマリオはスペイン語しか話せず、この日このツアー会社で参加しているのはわたし1人。食事中はなんとなく撮った写真を見せたりして間をもたせたけど、翌日の出発時間とかを聞くのには通訳が必要です。

隣の建物まで訪問し、別のツアー参加者に「この質問、スペイン語に訳して書いて」ってお願いしに、2往復しました。


1日目はこれでおしまい。やることなくて19:00過ぎには寝てました。明日はハイキャンプへ移動。この大荷物をいよいよ担ぎます。