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楽しく続ける大人のピアノ

意識の中心点

2016.05.02 01:00

ちょっとした発見。

ピアノを弾く一瞬一瞬 意識の中心点をどこにするか

で変わるものだということ。


今練習中の即興曲、慣れないうちは左手が弾きにくい(跳躍あり、音量は控えめに)ので、意識の重心が左手にありました。左手の音量を小さくしようと頑張れば頑張るほど、跳躍して着地した時にドスンと大きな音が出たりして手を焼いていました。


その頃、レッスンで先生に「左手の3拍子(4分の6拍子なんだけど)のカクカクしたリズムに支配されていて、右手のメロディ(カンタービレ)が流れて聞こえない」と指摘を受けました。

右手の歌の方がメインなのに、苦手なところばかりを意識していたので大事なことがおろそかになっていたわけです。


そこで、練習方法を変えました。

左手はどれだけ間違えてもいいから右手の旋律をしっかり歌うように意識を変えたのです。旋律にこっそり歌詞もつけて、心の中で歌いながら弾きました。すると、かなり曲として形ができてきました。


方向性としてはとても良いそうなので、あとはミスタッチ(特に左手)を減らして左右の音量バランスの調整かな、というところで、左手が思うようにできません。大きすぎたり、小さくしようとしすぎて音が出なかったり(タッチはしているのですが、音が出ず)。


あれこれ調べていたら、ロシア奏法なるものを見つけました。ロシア奏法についてはまた別の機会に書くとして、その中の「触覚を大切にする」ということが妙にピン!ときました。試しに、指の触覚、指紋の皺から鍵盤の感触を感じ取るような気持ちで弾いてみました。ミスタッチしないように、という意識から、指の腹で触覚を確かめるような意識に変革です。むしろ指紋の皺で弾く、くらいの気持ちの変化(笑)。すると、苦手な左手の伴奏も、案外いい感じに弾けたような感じでした。


ピアノを弾く時は、あれこれ気にしなければならないことが多くて、1つのことだけに集中していればよいというものではありません。

でも、複数の同時並行的に存在する「アレコレ」の中で、どこを中心点に据えるかで演奏って変わるものだなぁ~と強く感じました。

なんかいいこと発見した気がします♪